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【今週のドル円予想】「第二波」リスクも米は経済優先 ADP雇用など改善で円安加速か(29日~3日)

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【今週のドル円予想】「第二波」リスクも米は経済優先 ADP雇用など改善で円安加速か(29日~3日)

先週のドル円市況を回顧しつつ、今週29日~3日のドル円相場予想を行います。

先週の主な材料

先週のドル円相場は、コロナ感染再拡大によるリスク回避 (↑) が重しとなる一方で、米国株が底堅さを示して心理支えとなり、、安値106.07から高値107.45のレンジでのじり高推移となりました。


(ドル円為替レート、~26日、1時間足)

米で新型コロナ感染再拡大も、米株には底堅さ

先週頭22日、106.89でオープンしたドル円は、週前半を通じて米国での新型コロナ感染再拡大がリスク回避の流れを生み (↓) 、さらにソフトバンクによる巨額円買い観測がサプライズのドル売り材料となったことで、安値106.07まで下落しました。

しかし週後半にかけては、やはりサプライズとして、コロナ感染再拡大を受けた「有事のドル買い」の流れが発生、また週前半に堅調だった米株が反落したものの底堅さを示したことも心理支えとなり (↑) 反発、高値107.26まで上昇しました。

こうしたなか、先週配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、米国での新型コロナ感染再拡大によるリスク回避観測 (↓) での円高予想と、そののちの、米株の底堅さ観測 (↑) を支えとした円安予想が掲載されており、これらが的中しています。

「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」詳細はこちら

今週にかけてのドル円予想

今週にかけてのドル円相場では、「第二波」リスクを受けた米景気見通し、ならびに、米・ADP雇用やISM景況感など主要指標の見通しが、ドル円市場の大きな材料となりそうです。

「第二波」リスクも米は経済対策優先、レートへの影響見通しは

ひとたび感染拡大ペースの鈍化が見られていた新型コロナ問題に関し、先週には各国で感染が再拡大しており、強い警戒感を呼んでいます。これにより米の一部の州では再度の外出規制も検討されており、今週にかけては、続報を受けて米景気見通し不透明感が高まり、リスク回避の円高展開が強まる (↓) との見方が出ています。

ただ一方では、こうしたコロナ感染「第二波」のなかでも、米トランプ政権は経済回復を優先事項としてとりくむことを明らかにしており、コロナ感染拡大が金融市場に及ぼす影響は限定的であるとの見方から、今週には過度な懸念が後退し円安へ戻す (↑) との見解も浮上しています。

米をはじめとしたコロナ感染「第二波」リスクに関し、外出規制措置などによる景気見通し不透明感の高まりを受けた円高予想 (↓) と、米政権の経済対策への期待感が心理支えとなっての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は、今週にかけ配信の「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認下さい。

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米ADP雇用やISM景況感など発表 景気底堅さ反映へ期待

今週には、米・6月消費者信頼感指数、6月ADP雇用統計、6月ISM製造業景況感指数など、ドル円レートへの大きな影響が予想される主要経済指標が発表となりますが、先週の米指標は下振れが目立っていたことから、この流れを引き継いで今週も下振れが続き、各指標の発表後に円高へ振れる (↓) のではないか、との予想が出てきています。

ただ一方では、今月発表となった米雇用統計が大幅改善となったのを皮切りに、今後発表される指標では、次第に底堅さを示すものが増えてくるとの見方もあり、今週は、これら米経済指標が上振れとなって、各結果の発表後に円安に振れる (↑) 展開となる、との見解も浮上しています。

今週の米指標発表に関し、コロナ禍の影響を払拭しきれず下振れが目立つとの見方による円高予想 (↓) と、大幅改善となった米雇用統計の流れを引き継いで上振れが目立つことによる円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認いただけます。

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なお、この他に今週にかけて発表される米指標は、次のようなものも注目されています。

29日(月) 米・5月住宅販売保留指数
30日(火) 米・6月消費者信頼感指数
7月1日(水) 米・6月ADP雇用統計、6月ISM製造業景況指数
2日(木) 米・6月失業率、失業保険申請件数
3日(金) 独・6月PMI

こうした経済指標が何日何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらへ影響する見込みか、発表予定日時とFXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートが、こちらからご購読いただけます。

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