【今日のトルコリラ円見通し】市場心理に振らされるも上値伸び7週目続伸中(2018年11月22日)

今週のトルコリラ円レートは、米株大幅続落により一時大幅に下値を拡げたものの、その後の米株安一服・欧州株堅調で反発し、今度は週高値を拡げるなどと、市場心理に振らされる展開となっています。

今週の動きを振り返りつつ、今日のトルコリラ円レート見通しとレンジ予想を発表します。

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今週のトルコリラ円概況

今週19日から22日のトルコリラ円レートは、高値21.366円から安値20.596円のレンジで推移し、前週終値比では小幅に上昇しています。

・トルコリラ円 2時間足(19~22日)

今月前半にトルコ・CPIなどの発表を終え、今週特段のイベントが予定されていなかったトルコリラ円レートですが、週初19日(月)は米に亡命中のトルコ指導者・ギュレン師を米がトルコに引き渡す可能性について報道が流れ、レートもこちらにやや影響されました。

とはいえ、引き渡しについては週初に米トランプ大統領が報道内容を否定し、そのままレートは米株安に起因する市場の弱気心理に押されて軟化、さらに20日(火)には米株大幅続落からのリスクオフが進み、トルコリラ円も大きく下落しました。

しかし21日(水)には米株下落に歯止めがかかり、それを受けての欧州株の堅調な展開も相まってリスクオフ心理が後退、トルコリラ円レートは堅調な推移へと回帰、今日22日(木)も週高値圏となる21.20-21.30円レンジで推移しています。

今日のトルコリラ円レート 概況と見通し

今日22日(木)のトルコリラ円レートは、高値21.250円から安値21.101円のレンジで推移しており、先週終値比で小幅に下落しています。

やや材料難ななか、このところのトルコリラ円レートは、前述のカショギ師問題やサウジ記者疑惑にかかわる地政学的リスクのほか、原油価格の騰落、そして世界市場心理の状況に影響を受けるかたちで変動しています。

カショギ師問題やサウジ記者疑惑については膠着状態とも言え、ひところよりも進展の少ない状況がつづいています。また、一時は原油価格上昇の見通しからトルコの原油輸入コスト上昇懸念がレートの重しとなったものの、こちらも上昇一服でやや落ち着いた展開となっています。

しかしもう一つの世界的な市場心理の後退がトルコリラ円レートの重荷として大きくなっていると言えます。

週足チャートから – 続伸7週目の展開は

この2ヶ月ほど、トルコリラ円レートは週足で堅調な推移を維持しており、市場では一時、レートが8月の安値15.416円で底をついたことでようやく堅調トレンドに移った、との見方も出ていました。今週も小幅とはいえ週足で陽線となっており、このまま推移すれば7週続伸となります。

この週末がサンクスギビングデーによる海外市場休場や日本の勤労感謝の日での休場による閑散相場と想定すると、今週もこのままレートが陽線で週を引ける公算は低くないと言えます。

ただ、市場のリスクオフ心理が徐々に高まっているなかで、トルコリラ円の上昇モメンタムも弱まっていることは注意が必要です。先週や先々週も比較的大きな上ヒゲが出てきており、そろそろ週足で上昇一服の反落となってもおかしくない局面と言えます。

少なくとも今週末は大きな動きが見られないように思われますが、やや頭重い展開となる可能性は高そうです。

今日のトルコリラ円レート 見通し

前述のとおり、今週末は、今日22日(木)にNY市場が休場、23日(金)に東京市場が休場であることから、やや動きの出づらい週になる可能性があります。

今日のトルコリラ円レート見通しは、高値21.20円から安値20.95円のレンジを予想します。

今日のレンジ予想/トルコリラ円見通しと推移

トルコリラ円 今週のイベントスケジュール

今週は、トルコリラ円に関する経済イベントの予定はありません。

今日のレンジ予想/トルコリラ円見通しと推移

 

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