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【今日のトルコリラ円 見通しとレンジ予想】8週続伸は目前、心理改善に経済指標好調で追い風(2018年11月30日 金曜日)

今週のトルコリラ円レートは、日米株高や米中貿易摩擦をとりまく警戒感がやや後退したこと、また国内経済指標が好調であることが材料となって堅調に推移しています。

今日までの概況をまとめつつ、今週のトルコリラ円レートレンジ予想を発表します。

今週のトルコリラ円概況

今週26~29日のトルコリラ円レートは、高値22.036円から安値21.265円のレンジで堅調に推移し、前週終値比でも上昇しています。

・トルコリラ円 2時間足(26~29日)

リスクオフ心理後退、経済指標好調で堅調

続伸8週目となるトルコリラ円レートは、今週も日米株価上昇位よるリスク後退や、原油の安値圏推移、そして改善しつつある国内経済指標を支えに、力強い上昇を見せています。

週初26日(月)、米株上昇によるリスクオフ心理の後退から買われて上昇したトルコリラ円は、27日(火)には21.70円を一度上抜けたのち上昇一服となり、しかし28日(水)には再び堅調な展開へと回帰しました。

さらに29日(木)夕刻16:00発表のトルコ統計局による経済信頼感指数が改善(前月67.5、今回結果73.3)したことでレートは一段高となり、心理的節目である今年8月高値の21.842円を上抜けました。

大波乱なければ続伸9週目へ突入も

続伸8週目となるトルコリラ円が、心理的節目である8月高値まで戻して安定していることで、投資家心理はさらに改善し、現在は好地合いのただなかと言えます。

今年8月、いわゆる「トルコリラショック」で急激にレートを落としたトルコリラ円は、同月につけた市場最安値18.216円を底に、今度はほぼ一貫した上昇トレンドへと転じています。

・トルコリラ円 週足

今日16:00にはトルコ・10月貿易収支の発表がひかえていますが、こちらも事前予想では改善(前回-18.7億ドル、今回予想-5.0億ドル)となっており、いぜんマイナス圏ではあるもののレートの支えとなりそうです。

今週末にトルコリラショック時のような大幅下落がなければ、今週も前週終値比で上昇となり、来週には続伸9週目となる公算です。

今日のトルコリラ円概況、レンジ予想見通し

今日29日(木)東京時間のトルコリラ円レートは、高値21.788円から安値21.509円のレンジでおおむね堅調に推移しており、前日比でも上昇しています。

・トルコリラ円 15分足 (~29日)

一時軟化も上値圏維持

今朝方まで、資源輸入国であるトルコにとって輸入コスト増大へとつながる原油価格高がやや進行していたことで、トルコリラ円レートは今日昼までやや頭重く推移していました。

しかし、昼過ぎには原油価格が上げ渋って安定、またアジア株高も支えとし警戒感が後退したことで、トルコリラ円は再び上昇しました。

現在は週高値22.036円には届かないものの、8月高値を上回る21.90円台で安定しています。

今日のトルコリラ円見通し・レンジ予想

今日は前述のトルコ・10月貿易収支の発表がひかえており、こちらは改善予想となっています。

市場では、週末のG20首脳会合にてトルコ・エルドアン大統領と米トランプ大統領の会談に関する報道も注目を集めていますが、基本的にトルコリラ円の地合いは好転しており、何かしらのサプライズがないかぎり、堅調の展開のまま今週を終えそうです。

ただ、トルコに関してはサプライズ材料が出やすいことも確かであり、トルコリラショックよろしく、一度動けば大きな下落幅となる可能性も十分にあります。持ち高を過度に膨らませることのないよう、十分に気をつけたほうがよさそうです。

今日のトルコリラ円レート見通しは、高値22.25円から安値21.50円のレンジを予想します。

今日のレンジ予想/トルコリラ円見通しと推移

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今週のトルコリラ円見通しと関連イベントスケジュール

トルコリラ円に関する今週の経済イベントとして、下記が予定されています。

30(金)16時 10月貿易収支(前回値 -18.7億ドル)

今日のレンジ予想/トルコリラ円見通しと推移

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