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【今日のドル円見通し】米中懸念で下値圏、今夜の米住宅指標も不安の種か(2018年11月20日)

今週のドル円レートは、先週にFRB議長・副議長から出た世界景気減速にまつわる発言や、行きつ戻りつを繰り返す米中貿易摩擦懸念が再び深まったことから、先週下値レンジをさまよう上値の重い展開となっています。

今週の概況をまとめつつ、今日のドル円レートレンジ予想を発表します。

今週のドル円概況

今週19~20日のドル円レートは高値112.875円から安値112.399円のレンジで推移し、前週終値比で下落しています。

・ドル円 30分足(19~20日)

先週後半から先週末にかけ、FRBパウエル議長・クラリダ副議長による発言のなかで、米景気減速や世界経済成長の減速の見通しについて触れられ、市場心理がやや後退したたことで、今週頭19日のドル円レートは先週の下値圏である112円台後半からスタートしました。

続く19日の日中は、さらに米中貿易摩擦への懸念が再び高まったこともあり、ドル円レートは頭が重く、横ばいの推移となりました。

しかし日本時間20日深夜0時、11月・米NAHB住宅市場指数(米不動産業者の景況感を表す指数)が予想を大きく下回る結果となったことで、発表後ドル売りが加速、一段安となる112.50円周辺のレンジまでドル安・円高が進みました。

そのまま20日未明のNY時間は112.50円手前のレンジでやや軟調な展開となり、20日東京時間のオープンとともにドル円レートは112.55円周辺まで小幅に戻す展開となっています。

今日のドル円見通しとレンジ予想

今日20日(火)東京時間(9時~)のドル円は、高値112.611円から安値112.399円のレンジで堅調に推移しており、前日終値比で小幅に上昇しています。

・ドル円 15分足(20日)

今日の材料としては、引き続き米中貿易摩擦への懸念がドル円の重しとなるほか、昨日の米株大幅安も悪材料となり、市場心理は弱気に傾いていると考えられます。

なお今日深夜22時半には米国で住宅関連指標がいくつか発表されます。いずれも事前予想としては悪くないものの、昨日発表のNAHB住宅市場指数が予想を大きく下ぶれたことを考えると、今日の発表結果も気を抜けないと言えます。

総じて、目先では弱気材料が並んでいるものの、にもかかわらずドル円レートが112円後半という極端な円高とは言えないレンジで持ちこたえていると考えれば、軟調な展開となっても逆に底堅さの感じられる相場となりそうです。

今日のドル円レート見通しは、高値112.15円から安値112.95円のレンジを予想します。

今日のレンジ予想/ドル円見通しと推移

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今日~今週末の米国関連イベントスケジュール

米・ドル円に関する今日20日から今週末の経済イベントとして、下記が予定されています。

20(火)22時半 10月住宅着工件数(年率換算件数、前回値120.1万件、今回予想123.0万件)
20(火)22時半 10月住宅着工件数(前月比、前回値-5.3%、今回予想2.4%)
20(火)22時半 10月建設許可件数(年率換算件数、前回値124.1万件 (修正値127.0万件)、今回予想126.0万件)
20(火)22時半 10月建設許可件数(前月比、前回値-0.6% (修正値1.7%)、今回予想-0.8%)

21(水)21時 MBA住宅ローン申請指数(前週比)(前回値 -3.2%)
21(水)22時半 10月耐久財受注(前月比、前回値 0.8% (修正値 0.7%)、今回予想 -2.0%)
21(水)22時半 前週分新規失業保険申請件数
21(水)24時 10月中古住宅販売件数(年率換算件数、前回値 515万件、今回予想 520万件)
21(水)24時 10月景気先行指標総合指数(前月比、前回値 0.5%、今回予想 0.1%)
21(水)24時 11月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 (前回値 98.3、今回予想 98.3)

22(木)米市場休場(サンクスギビングデイ)

23(金)日本市場休場(勤労感謝の日)

今日のレンジ予想/ドル円見通しと推移

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