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【9月5日 ドル円予想と根拠】米中対立で悪材料払拭期待も、米景気先行きはいぜん不安視 ※追記あり

【9月5日 ドル円予想と根拠】米中対立で悪材料払拭期待も、米景気先行きはいぜん不安視

今日9月5日のレンジ予想と根拠 サマリー

今日のドル円レンジにつき、アナリスト7名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は105.77 – 106.80となっています。

本日の集計結果では、香港の逃亡犯条例改正案撤回でリスクオフ心理が後退し円安圧力が生じるとの予想が注目される一方で、今夜の米ADP雇用者数変化が伸び鈍化見込みでドル安圧力が生じる可能性も言及されていることがわかりました。

今日までの流れ:リスクオフ後退、米中対立悪材料払拭期待で

昨日から今日にかけてのドル円相場は、105.80円台で東京市場がオープンした後、香港情勢の見通し改善やブレグジット見通し改善を支えに、106.40円台まで円安が進んだところで今日の取引へと移っています。

まず東京市場では、前日の米ISM指数不振で円高圏からスタートしたものの、香港で逃亡犯条例の改正案が手一回されたとの報道を受けて、米中対立に関わる新たな悪材料とされていた同問題への懸念が後退し、リスクオフ後退で106.20円台まで円安が進みました。

欧州時間を経てNY時間に入ると、朝方の米貿易収支が輸出増・輸入減で赤字幅増となったものの、リスクオン的心理を支えにドル円の反応は限定的で、円安の流れが継続しました。

さらにNY時間の引けにかけては英議会で合意なき離脱を回避する法案が成立したことでリスクオフ後退に拍車がかかり、ドル円は106.40円台まで円一段安となったところで昨日の取引を終えました。

速報:】円一段安、米中協議再開の報道で(11:03)
欧米で米中が10月上旬にワシントンにて通商協議を再開との報道があり、リスクオフ後退でレートは一時106.70円台まで円安が進んでいます。
(11:50追記)現在は円安一服となり、106.60円台まで円高方向へ戻しています。

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今日のドル円予想:香港情勢などで米中見通し改善も今夜の米雇用指標には不安視

アナリストらが注目する今日のドル円材料としては、香港の逃亡犯条例改正案撤回でリスクオフ心理が後退しているとの円安圧力のほか、一方では、今夜の米ADP雇用者数変化が伸び鈍化見込みでドル安圧力が生じる可能性も材料視されています。

香港めぐる緊張緩和期待での円安予想(追記あり)

大規模なデモで一部インフラが麻痺するなど混乱が拡大していた香港で昨夜、混乱の端緒であった逃亡犯条例改正案につき、香港政府が「改正案を撤回する」との報道が流れ、こちらを足がかりにドル買い・円安の地合いが進んでいます。

同問題については、中国の介入が懸念されていた一方で、米政権は「香港デモの平和的解決を望む」といった姿勢を明らかにしており、この事例改正案をめぐる混乱が、新たな米中対立の火種となるのでは、という懸念が浮上していたところでした。

ここで改正案撤回の報道が出たことにより、同問題による英中対立の深まりは回避され、事態改善への期待が高まったことで、リスクオフが後退しドル高円安の地合いが続いています。

(11:50追記)さらに本日は米中通商協議再開の報道が流れたことで、米中対立への警戒感低下によるリスクオフ後退拍車がかかる可能性もあります。

今夜の米雇用先行指数は不振見込み(追記あり)

ただ一方では、今夜のADP雇用者数が伸び鈍化見込みであることから、米利下げ観測においてより大幅な0.50%利下げの可能性も高まっており、こちらが今日の円高圧力となる可能性についても、アナリストから注目されています。

今日明日は米か雇用統計が発表予定となっており、今日はNY時間に米雇用の先行指標とされるADP雇用統計が発表されます。現在のところの事前予想は前回比で伸び鈍化となっており、この予想通りとなれば米景気見通しを下押すこととなって、今日の円高圧力となる、というのがアナリストらの見解です。

(11:50追記)今日の米中10月会談報道でレートはひとまず円安に振れていますが、結局のところ合意に向けた具体的な進展が見られたわけではない、との見方も次第に出てきており、目先の円安の流れはやや低下しています。
これまでも、米中が会談実現期待をあおりつつ実現しなかったことや、会談は実現したものの具体的な進展が見られなかったことなど、同様のケースで結局事態改善への期待が「行って来い」となったことが複数回あるため、市場は今回の報道でも警戒感を解くべきではないとの見方が出てきています。
そうしたなか、すでに米中対立の悪影響が顕在化してきていることを背景に、今夜の米ADP雇用者数や明日の米雇用統計で米景気見通しが悲観的となり円高反転となる可能性も否定できません。
このところのアナリストらの見解を総合した上でも、やはりここしばらくは円高リスクへの目配せを忘れないことが重要といえます。

この、今夜のADP雇用者数での円高予想と、香港改正案撤回や米中会談の報道を受けた円安予想とで、それぞれを支持するアナリストの数を比較した結果、より影響力の大きいほうが、今日の相場で材料視される可能性があります。予想数比較の結果は、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)でご確認下さい。

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上値抵抗線への言及/米景気には支え材料も下値サポートラインへの言及、また別指標について予想も

アナリストらが注目する今日のドル円材料としては、この他にもテクニカルめどの106.90円付近を上値抵抗線とする見解や、といった予想材料が注目されています。

こうした今日の予想材料が、何人のアナリスト予想レポートから言及されているかを集計し、最も言及の多かったものを今日の重要材料として解説しているのが、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)です。

本レポートでは、このほかにも、ドル円の動きに影響を与える様々な経済指標の発表スケジュールと、それぞれに対するアナリストの予想がタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。今日FXトレードをお考えであれば、取引前に内容をご確認いただくことをおすすめいたします。

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