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【10月18日 ドル円予想と根拠】英離脱案の議会通過見通しとNY時間の米指標

※本日のドル円予想レポート最新版はこちらをご覧ください。

【10月18日 ドル円予想と根拠】英離脱案の議会通過見通しとNY時間の米指標

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日18日のドル円相場予想を行います。

昨日の市況 ダイジェスト

昨日のドル円相場は、最大のヤマ場を迎えている英EU離脱問題に関し、英国とEUが離脱合意したとの発言がユンケルEU委員長から出たことで円安に振れ、節目109.00円手前の108.94円で高値をつけたものの、合意案へ英国サイド内部から反対の声が上がり懸念増大、さらにNY時間での米経済指標も軒並み予想下振れとなったことで、安値108.45円まで押し戻されました。

(USD/JPY ~10月18日、30分足)

欧時間、EU離脱交渉に進展でリスクオン円安

昨日10月17日(木)、東京時間に108.70円手前でオープンしたドル円は、このところ最大のヤマ場を迎えている英EU離脱問題に関し、英離脱案合意への期待感継続から円安含みの推移となりました。

そこへ、ロンドン時間には英国とEUが離脱条件の合意に達したと報じられリスクオン、ドル円は高値108.94円をつけたものの、19日の英議会で承認されるかが不透明なことから次第に上値縮小、108.75円付近まで戻したところでNY時間の取引へ渡りました。

NY時間、米経済指標が下振れで一転円高

NY時間には、オープン前後に米の重要経済指標が発表されましたが、こちらの米・住宅着工件数、米・鉱工業生産がいずれも予想下振れとなり、米景気懸念による今月末のFOMCでの米利下げ観測の強まりから、安値108.45円まで下落しました。

その後、トルコがシリアでの休戦に合意したと米副大統領から発表されたことが支えとなり、東京時間オープンと同水準の108.70円手前まで戻したところで、18日の取引はクローズとなりました。

こうしたなか、昨日のアナリスト予想集計結果では、ロンドン時間における英EU離脱への見通し改善による円安予想節目109.00円付近を抵抗線とする高値メド予想、および、米NY時間における米・住宅着工件数や鉱工業生産の下振れによる円高予想が出ていたことが、昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版で指摘されており、これらが的中する結果となっています。

今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円予想では、EUとの交渉を通過した英EU離脱合意案が最終関門となる英議会を通過できるかの見通し、また今夜NY時間の米・景気先行指数結果による米金利見通しが、アナリストらから重要材料視されています。

欧時間、英離脱見通しは楽観・悲観のどちらに傾くか

昨日のロンドン時間、英国とEUが離脱案合意に至ったところで、ブレグジット問題にひとまずの大きな進展が見られたとの認識が広がっていますが、ここからは、あす19日(土)に臨時開催される英議会にて合意案が承認されるかが焦点となってきます。

現在、英与党単体で過半数獲得には至っておらず、閣外勢力の支持を取り付けられるかがポイントになりますが、昨日時点では野党の労働党や民主統一党(DUP)が反対姿勢を強めているとされ、英議会での合意案否決による離脱期限の再延長の可能性も論じられています。

とはいえ、ブレグジット問題が大きく進展している状況には変わりないとする声も一定数見られており、市場で英議会審議に関するどちらの見通しが優勢となるかで、今日のドル円レートが上下すると見られます。こちらに関するアナリストらの予想で円安・円高のどちらか優勢火、最新のアナリスト予想を集計した結果は、今日配信分のドル円レポート有料版に掲載しています。

NY時間、米景気先行指数が底堅ければ円安圧力か

また、今夜NY時間に発表となる米・景気先行指数の結果を受けた米金利見通しの変化にも、今日のアナリスト予想で注目が集まっています。

世界景気減速懸念がくすぶるなか、このところは米指標の市場予想下振れによる円高急伸の展開が目立ってきており、昨夜も、英離脱交渉進展でのリスクオン地合いにもかかわらず、米重要指標の下振れでレートは一転下落しています。

こうしたなか、今夜の日本時間23時に発表となる米・景気先行指数が高い注目を集めています。こちらは現時点で市場予想は改善となっており、そのとおりなら円安方向の支えとなりそうな反面、こちらも下振れとなれば、米利下げ見通しがさらに強まり円高の可能性があります。

この米・景気先行指数を材料としたアナリストらのドル円予想の集計結果は、今日配信分のドル円レポート有料版にてご確認いただけます。

なお、これらの他にも、今後数日は重要な米経済イベントや経済指標発表がいくつも控えています。こちらについては、結果が悪化なら米景気懸念増大で利下げ見通しが強まり円高、改善すれば景気懸念後退・利下げ見通し後退で円安の可能性が強まることになります。

18日(金) 米・景気先行指標総合指数
22日(火) 米・中古住宅販売件数
23日(水) 米・MBA住宅ローン申請件数
24日(木) 米・新築住宅販売件数、PMI速報値

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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