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【今週のドル円予想】肺炎収束見通しに変化、米経済イベントも下値支えとなるか(2月17日~21日)
先週のドル円市況を回顧しつつ、今週2月17日~21日のドル円相場予想を行います。
先週の主な材料
先週のドル円相場は、新型ウイルス関連ヘッドラインと米指標の冴えない結果を重しに、安値109.56から高値110.14のレンジを行って来いの推移となりました。
新型肺炎へ懸念再燃、109円台で頭重い展開
週頭の10日(月)に109.75でオープンしたドル円は、新型肺炎の感染拡大による経済的リスク (↓) を重荷に、頭重い推移が続きました。米株高を支えにやや上値を拡がる場面もありましたが、心理的節目110.00付近の厚い売り (↓) が上値を阻みました。
週後半には、中国が発表した感染者数が急増していたことでウイルス収束への見通しが悪化した (↓) ほか、米CPIなど経済指標の冴えない結果 (↓) も重荷に、レートは週安値圏の109.60付近まで下押したのち、下げ渋って109.80付近で週末を迎えています。
こうしたなか、先週配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、新型ウイルス続報を受けての懸念再燃 (↓) や、米1月CPIの下振れなどによる景気見通し悪化 (↓) での円高予想が掲載され、これらが的中する結果となりました。
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今週のドル円予想
今週のドル円相場では、新型ウイルス関連のヘッドライン、および、FOMC議事要旨公開など米経済イベントが、ドル円市場の大きな材料となりそうです。
続報うけ新型ウイルス見通しに潮目変化か
一時は感染拡大が鈍化傾向を示しつつあるとして見通しが改善していた新型コロナウイルス問題ですが、13日朝方に中国湖北省が新型肺炎感染者数の判定基準を見直したとして、大幅に増えた感染者数を発表しており、事態収束への見通しは再び不透明感が強まっています。
この流れが継続する (↓) との見方から、今週も円高傾向となる、とのアナリスト予想が見られているものの、一方では「感染者発表値は判定方法変更の結果にすぎず、実情では鈍化傾向は変わらない」との見方から、過度な懸念の後退 (↑) による円安予想も挙がってきています。
新型ウイルス感染拡大問題につき、不透明感の強まりによる円高予想 (↓) と、過度な懸念一巡での円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は今週配信の「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認下さい。
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FOMC議事要旨など米経済イベントに注目
また今週には、米で重要な経済イベントが続き、これらの結果見通しが注目を集めています。とくに注目されるのが、レートへの影響が大きいと考えられる18日(火)のNY連銀製造業指数、19日(水)のFOMC議事要旨公開、21日(金)の中古住宅販売などです。
現時点で、これらの市場予想はいずれも冴えない結果 (↓) と見られており、発表時刻に前後してレートが下振れる可能性があります。ただ直近の米雇用統計などは予想を上振れており、こうした流れを引き継げば、市場予想の上振れによる大幅な円安展開となる可能性もあります。
今週の米経済イベントに関し、どのタイミングで上振れ期待 (↑) が出ており、どの日が期待薄 (↓) か、毎日のアナリスト予想の集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認いただけます。
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なお、この他に今週にかけて発表される米指標は、次のようなものも注目されています。
17日(月) 日・GDP
18日(火) 米・NY連銀製造業指数、NAHB住宅指数
19日(水) 米・FOMC議事要旨、PPI、住宅着工件数
20日(木) 米・フィラデルフィア連銀製造業指数、景気先行指数
21日(金) 米・PMI速報値、中古住宅販売件数
こうした経済指標が何日何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらへ影響する見込みか、発表予定日時とFXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートが、こちらからご購読いただけます。
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