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【3月19日ドル円予想と根拠】米株価が歴史的下落、「安全通貨」ドル買いで円安続く
前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日19日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
前取引日18日のドル円相場は、序盤では新型コロナウイルスの世界的な感染者数増加によるリスク回避 (↓) の動きを重しとしつつも、次第に米政府及びFRBによる財政・金融政策への期待感 (↑) が台頭し、安値106.75から高値108.65のレンジで上昇しました。
米政府及びFRBの財政・金融政策への期待 でドルが買われる
前取引日18日、107.66で東京時間オープンとなったドル円は、新型コロナウイルスの世界的な感染者数増加によるリスク回避 (↓) が引き続き重しとなり、日経平均の17,000円割れとともにドル円レートでも円高が進行し、安値106.75に到達しました。
ロンドン時間は安値から反発はしたものの、けっきょく東京時間のレンジでの推移が継続しましたが、NY時間になると、前日までに揃った米政府及びFRBの財政・金融政策への期待感(↑) を背景にドルが買われる展開が強まり、高値108.65に到達。13日(金)の高値108.55をも上回るレンジまで上昇し、そのまま高値圏でクローズとなりました。
こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、新型コロナウイルス感染数増加によるリスク回避 (↓) での円高 予想、またNY時間の米政府の経済対策やFRBの資金供給策への期待感 (↑) での円安 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、投資家のドル資金確保を背景とするドル買いの継続性、および今夜21:30の米・フィラデルフィア連銀景況指数他の結果が、アナリストらから材料視されています。
投資家のドル資金確保を背景とするドル買いは続くか
金融市場の混乱を受け投資家はドル資金を手元に持つ動きを見せており、ドル資金確保を背景とするドル買いが先週から継続しています。結果的に、株や債券、原油・金などの金融商品が全面安の展開です。金融市場の混乱が収まらない限りは、少なくとも本日の相場について、投資家のドル確保を目的とするドル買い円安の動きは止まりそうにない (↑) 、というアナリスト見解が見られています。
ただし、ドル高の反面ユーロやポンドが急落していることで各国中央銀行介入の可能性も生じており、また行き過ぎたドル高はいずれ修正されるとの見通しも経っていることから、米以外の各国中央銀行の介入などにより他の通貨が買われドル急落・円高急進となる懸念 (↓) も言及されている状況です。
こうした、投資家のドル資金確保を背景とするドル買いについて、金融市場の混乱とともにドル買いが継続することでの円安予想(↑)と、米以外の各国中銀の動きを要因したドル買い巻き戻しの売りによる円高予想(↓)で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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21:30の米・フィラデルフィア連銀景況指数に注目集まる
今夜21:30には、米・フィラデルフィア連銀景況指数の発表があり、また新規失業保険申請件数、景気先行指数などの発表もあります。なお、昨日発表の米・2月住宅着工件数は市場予想を上回っており(予想150万戸→結果159.9万戸で予想上振れ)、この流れを引き継いで本日のフィラデルフィア連銀指数などの経済指標も市場予想を上回れば、発表時刻後にドルが買われ、円安が進行 (↑) する可能性 があります。
ただし、新型コロナウイルス感染者数は米国内でも増加しており、カナダとの国境が閉鎖されるなど、米政治や米経済へ具体的な悪影響が生じている状況で、このあおりが指標に反映され、各指標が市場予想を大きく下回る可能性もあります。このような場合はドル売りから円高が進行する (↓) のではないか、との見通しも浮上しています。
このように、今夜21:30に発表される米・フィラデルフィア連銀景況指数などの指標に関し、昨日の流れを引き継いで市場予想の上振れとなっての円安予想 (↑) と、市場予想を下回る冴えない数字となっての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
19日(木) 米・3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
20日(金) 米・2月中古住宅販売件数
24日(火) 米・3月PMI、2月新築住宅販売件数、リッチモンド連銀指数
25日(水) 米・2月耐久財受注、1月住宅価格指数
26日(木) 米・GDP、コアPCE、失業保険受給数
27日(金) 米・2月PCEデフレーター、2月個人所得、3月ミシガン指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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