2018年は1月4日から大幅上昇して、2万4000円近くまでいった日経平均ですが、本日11日は77円ほどの下落となりました。
1月は、中間で調整が起こりやすい月となっています。
過去のデータから、今後の1月の株価を予想してみましょう。
2018年1月の株価予想ー大発会の始値よりも下落する
過去のデータで1月を見てみると大発会の日の始値より中間や最後に下落していることが多く、途中でほぼ必ず調整が入ることがわかります。
過去の3年間のチャートを見てみましょう。
〇2017年1月のチャート
大発会の始値が1万9298.68円で中盤に向けて下落していって、1月18日に安値1万8650.33円を付けています。
〇2016年1月のチャート
大発会の始値が1万8818.58円で2017年と同じく中盤に向けて下落していて、1月21日に16017.26円を付けています。
〇2015年1月のチャート
2015年は7月までは株価上昇していったイメージが強いですが、大発会の始値が1万7325.68円で、上下しながら1月16日に安値1万6592.57円を付けています。
このように過去データでは、21年連続で、大発会の始値より下落していますので、現在2018年は、始値が23073.73円ですので、これより下落するときが来る可能性が高いということです。
〇過去の1月の大発会の始値と安値の差
年初始値 | 1月最安値 | 差 | |
---|---|---|---|
1997年 | 19364 | 17020 | -2344 |
1998年 | 15269 | 14546 | -723 |
1999年 | 13779 | 13122.6 | -656.4 |
2000年 | 18937.45 | 18068.1 | -869.35 |
2001年 | 13898.09 | 13123.81 | -774.28 |
2002年 | 10631 | 9843.12 | -787.88 |
2003年 | 8669.89 | 8237.03 | -432.86 |
2004年 | 10787.83 | 10665.15 | -122.68 |
2005年 | 11458.27 | 11212.63 | -245.64 |
2006年 | 16294.65 | 15059.51 | -1235.14 |
2007年 | 17322.5 | 16758.46 | -564.04 |
2008年 | 15155.73 | 12572.67 | -2583.06 |
2009年 | 8991.21 | 7671.04 | -1320.17 |
2010年 | 10609.34 | 10198.04 | -411.3 |
2011年 | 10352.19 | 10182.57 | -169.62 |
2012年 | 8549.54 | 8349.33 | -200.21 |
2013年 | 10604.5 | 10398.61 | -205.89 |
2014年 | 16147.54 | 14764.57 | -1382.97 |
2015年 | 17325.68 | 16592.57 | -733.11 |
2016年 | 18818.58 | 16017.26 | -2801.32 |
2017年 | 19298.68 | 18650.33 | -648.35 |
2018年 | 23073.73 | ? |
21年間の平均で約914円始値より下落しています。
今後の2018年1月の日経平均株価の推移
上記の表を見ると2018年の始値2万3073.73円より、平均と同じだけ下落すると900円ほど下落する可能性があるということです。
現在の日経平均が11日の終値で2万3710.43円となっていることから、今より1500円以上下落する可能性があります。
2万2200円まで下落余地がありそうです。
そこまで下落しなくても、2012年や2013年のように始値より200円ほど下落する局面は来てもおかしくはないので、2万2800円程度までの下落は、一時的にはありえると思っております。
ただし、1月の終値は、そこから切り返して、始値よりも上昇する場合があり、21年間で始値より上昇した年は、8年間ありますので、月の終値が下落しているとは限りません。
あくまで中旬から下旬にかけて、下落局面がくるということですので、今、売りのポジションを持っている場合は、1月の始値より下落した場合に一旦決裁したほうが良いと思われます。