ドル円見通し:米大統領選討論会通過でドル買い余地?週末米時間に波乱か?

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米大統領選討論会通過でドル買い余地?週末米時間に波乱か?

23日 13:34更新(投資の森 編集部)

ドル円概況

24日日中のドル円は、104.70付近で上げ一服。
今後のドル円相場は、米大統領選や米追加経済対策の続報に反応しつつ、底堅い推移が続きそう。

昨日22日は、リスクオンでの欧通貨高によるドル売りが一巡後、強固なサポートの104円台前半で反発 (↑) し、堅調。
昨日配信のドル円有料レポートでは、買い注文の厚いと思われる104円台での反発観測による円安予想 (↓) が掲載され、こちらが的中しています。

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有料レポート:今日の重要材料と、高値安値メドは?

今後のドル円予想材料

大統領選思惑でリスクオンも上値限定か

米大統領選に関し、日本時間の本日23日午前には最終となる大統領選候補者討論会が開催されたものの特段の新材料は出ず、バイデン優勢の状況に変化はないとの見方が優勢です。

ただ、このところの市場は、バイデン勝利による巨額財政出動期待でのドル買い (↑) の一方で、バイデン政権での巨額財政出動が米財政赤字拡大につながるとしてのドル売り (↓) の動きも出てきています。

討論会に波乱が生じない限り、市場のリスクオン (↑) 地合いは変化がないとみられるものの、米財政赤字拡大の思惑からドルの上値が節目105.00付近で頭打ちとになる可能性もあります。

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討論会後もバイデン優勢変わらず?今日のドル円高値メドは?

追加経済対策は週内合意観測も

市場が期待を寄せる米追加経済対策協議の進展に関し、「週内合意を目指す」と発言していた民主党ペロシ下院議長が、22日になってさらに「合意はすぐそこ」と発言したと伝わっており、市場は期待感からのリスクオンの動きを強めています。

共和党と民主党は、経済活動を再開するためのコロナ検査・調査資金の面では近く合意と見られており、残るは民主党による地方行政支援策や、共和党による雇用主保護策といった点で協議中と報じられています。

こちらも、追加経済対策の実施により米財政赤字の拡大は避けられないとの見方があるほか、米議会上院の共和党勢力が民主党の2兆ドル超におよぶ対策案を拒否する構えとも報じられており、市場はドル買い一辺倒 (↑) とは言えないものの、大勢としてはリスクオン姿勢が維持されており、ドル円の底堅い展開も続きそうです。

仮に週内合意に至った場合は、一時的に急激なドル買い (↑) が発生する可能性もあり、続報に注意が必要です。

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追加経済対策の週内合意なるか?今日のドル円高値メドは?

米長期金利上昇がドル買い手掛かりに

米長期金利が今週22日で6日続伸と上昇を続けており、こちらもドル買いの手掛かりとなっています。

目下協議中の米追加経済対策、また大統領選後に実施されると考えられる大規模な景気対策の実施にあたり、米政府は大量の国債発行によって資金をまかなうと見られており、今後の米国債価格の低下(=米国債金利の上昇)を見込んで足元の米長期国債売り(=米長期金利の上昇)が起きている状況です。

ただ、強力な緩和政策を続ける意向のFRBからすれば、長期金利上昇は雇用の最大化や物価の安定を阻害しかねず、FRBがいずれ長期金利上昇を抑制する(=FRBが米国債を買い入れることで米国債価格が上昇し、金利が低下する)措置へ動くことも考えられます。

したがって、米長期金利の上昇によるドル買い観測 (↑) はどちらかといえば短期的なものとみられており、中長期的には金利上昇が頭打ちとなってドル買いも抑制される (↓) との見方が大勢となりつつあります。

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足元の米長期金利は上昇!今日のドル円高値メドは?

ユーロ高は一服でドル売りも一巡

今週なかばに急騰していたユーロは週末にかけて上げ一服となっており、反動で急落していたドルも反発基調となっています。

今回のユーロ買いは、EUでは初の発行となるソーシャルボンド(社会事業のための債券)にトリプルAの格付けがつき大量のユーロ資金が集中したことが原因とみられています。このソーシャルボンドは年内にあと130億ポンド追加発行されると見られますが、いずれも単発的な動きであり、今回のユーロ上昇がドル売りトレンドにつながる可能性は少なそうです。

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ユーロ高一巡でドル上値余地、今日のドル円高値メドは?

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ドル円予想トピックス

◆米経済対策
・ムニューシン・ペロシは週内の合意も示唆
・民主党案は2.2兆ドル、共和党は1.88兆ドルへ増額
・トランプは合意へ向け大幅増額も辞さない構え
・市場は期待のリスクオン
・上院共和党勢力は選挙前妥結を避けるとの見方も

◆米大統領選
・23日最終討論会後もバイデンリード変わらず
・市場はバイデン政策支持でリスクオン継続
・市場の焦点は議会選に
・選挙後の米財政赤字拡大によるドル売り思惑も浮上
・郵便投票で開票に遅れの可能性も
・週末時点で5000万人弱が事前投票済みと報道

◆英ポンド動向
・当初期限後もブレグジット通商交渉継続でポンド急進
・英側はEUにいっそうの譲歩求める構えか
・具体的な合意見通しはなくポンド買いは早計との見方も
・英ロンドンのコロナ禍ロックダウンはポンド重荷
・ポンド主導の下げが反動のドル高へ寄与

◆ユーロ動向
・EU初のソーシャルボンドが巨額のユーロ買い誘発
・ソーシャルボンドは年内残り130億ユーロ発行の見通し
・目先ユーロ全面高も1.20ではECB口先介入観測
・スペイン、フランス、イタリア等でのコロナ再拡大もユーロ重荷に
・ユーロ主導の下げでドル上げ、逆でドル下げの場面も

◆市場のリスク許容度と円動向
・トータルで市場はリスクオン優勢、下値余地は限定
・104円台は強固なサポート帯との見方
・このところの円高局面に、各種報道を口実とした投機筋の売り仕掛けとの見方も
・サプライズ悪材料でのトレンド逆進には警戒も

◆新型コロナウイルス問題
・各国で感染再拡大
・米NYや欧州各国で経済封鎖再開
・ファイザー社が11月にワクチン緊急使用許可申請か
・ファイザーは日本でも近くワクチン治験開始の見通し

◆米中対立
・中国経済はコロナ禍からのいち早い回復が鮮明
・トランプは新型コロナ問題めぐり対中強硬姿勢
・バイデンは対中強腰観測も「トランプリスク」なしで市場好感
・バイデン勝利なら各国と組み「対中包囲網」も

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今日の支持抵抗ライン解説

10月のドル円相場は、106.00付近を天井、104台前半を底としたレンジで推移。ただ105円割れの場面は欧州通貨高などドル円以外の通貨が主導であった面が大きく、下値圏では底堅さが示されるケースがしばしば見られています。

現状の水準および情報では、104円台後半にはピボットPやボリンジャー-2σ程度しかテクニカル節目がなく上値が軽いとみられるものの、105円台へ乗せたあとは、105円台前半にピボットR1、一目均衡表基準線、転換線、5日移動平均、ピボットR221日移動平均、HBOPなど、また105円台後半にも一目均衡表先行スパン1、55日移動平均、先行スパン2、90日移動平均などと、多数のテクニカル節目が重なって上値抵抗帯(レジスタンス)を形成しており、値動きを制限しそうです。

一方、現状の水準より下方では、ピボットP、S1、S2などのほかは目立った下値支持帯(サポート)が見られず、ドル売りに勢いがついた場合は一気に104円割れの展開も考えられます。ただ今週の展開では104円台前半にかなり厚い買い注文が待ち構えていることも確認されており、ただちに104円割れの公算が強まることはなさそうです。

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