イールドカーブ-逆イールド・フラット化・スティーブ化で株価はどうなる?

米長期金利が4年ぶりに3%に達したことでイールドカーブの話題が多くなっています。
ここでは、イールドカーブをわかりやすく解説して、イールドカーブが逆イールド・フラット化・スティーブ化したときに株価にどのような影響を与えるかを解説します。

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イールドカーブとは?初心者にもわかり易く解説

「イールドカーブ」とは、日本語に訳すと「利回り曲線」となり、主に国債などの期限が異なるものの利回りを比べた曲線のことです。

ようするに1年国債と2年国債と5年国債と10年国債の利回りを並べて、グラフを作ったら、できる曲線のことです。

通常、国債は、期間が短い1年国債は利回りが低く、長期の10年国債などは利回りが高くなる傾向にあります。
銀行の定期預金が長い期間預けると利率が高いのと同じことです。

○イールドカーブ チャート(グラフ)
イールドカーブ

米(アメリカ)国債のイールドカーブです。
3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、5年、10年、30年国債の利回りをグラフ化しています。
このグラフにある利回りの曲線がイールドカーブです。

通常は、上のグラフのように期間が長い国債のほうが利回りが高いので、右肩上がりの曲線になります。

このイールドカーブの曲線の状態が、経済の先行指標として扱われることがあり、その状態を指して、逆イールドやフラット化、スティーブ化などと言われ、経済状態の先行きを示すと言われています。
イールドカーブの状態の逆イールド・フラット化・スティーブ化とは、どのような状態か、それによって株価にどのような影響を与えるかを解説します。

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イールドカーブの逆イールドとは?

逆イールドとは、一番簡単に説明すると「長期金利より短期金利のほうが高くなること」です。
上記のイールドカーブでは、右のほうが高くなっていますが、逆イールドは、左のほうが高くなり、右が低い状態のことです。

○逆イールドの例
逆イールドカーブのグラフ例

通常は、上記で説明したとおり、短期金利より長期金利の方が金利が高くなります。
しかし景気が加熱してくると景気を冷やすために政策金利を上げていきます。
政策金利が上がると短期金利が上昇していきます。
ここで将来の景気が悪いと考えられると長期金利が上昇しない場合があります。

政策金利を上げすぎて将来の景気が悪いと感じられると短期金利だけが上昇し長期金利が上昇せずに金利の逆転が起き、逆イールドになります。

今のアメリカの状況が近くて、FOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利を上昇させているが、長期金利が上がらない状況が続いています。

逆イールドになると将来の景気が悪化すると思われている状況ですので、過去では平均で1年ちょっとで景気後退(リセッション)に入っています。

逆イールドになったら、景気後退の入り口とみなすことができます。

イールドカーブのフラット化とは?

イールドカーブのフラット化とは、簡単に言うと「長期金利と短期金利の差がなくなってくる」状態のことです。

先程書いた逆イールドになる前に段々に長期金利と短期金利の差がなくなってきます。
その際にイールドカーブの傾きがなくなり水平線に近くなってくる状態をイールドカーブのフラット化と言われています。

イールドカーブのフラット化は、逆イールドになる前に出てくる状態ですので、景気が頂点を過ぎて下り坂になったことを意味すると言われています。

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イールドカーブのスティーブ化とは?

イールドカーブのスティーブ化とは、先程のフラット化とは逆に状態で、「長期金利と短期金利の差が開いてくる」状態です。

景気が上向いているときは、将来の景気に明るい希望があるので、長期金利が上昇傾向になります。
その場合は、短期金利より長期金利の伸びがよく、金利差が開いてきます。

景気の最悪期から景気後退を脱出したあたりで起きやすいイールドカーブの状態です。

イールドカーブと景気・株価の関係

イールドカーブと景気の関係は、景気が良いときはスティーブ化して順イールドカーブとなり、景気が頂点を過ぎたらフラット化して来て、逆イールドカーブが現れると景気後退になってくるという関係です。

株価は、スティーブ化しているときは上昇局面でフラット化のときは頂点か停滞局面で、逆イールドが出てくるとその後下落局面になるという関係になります。

上記は100%そうなるわけではありませんが、アメリカでは、過去に逆イールドになったのは、直近では、2000年と2007年でした。
ITバブルとサブプライム問題のときです。

ご存知の通り、その後は、大暴落となっていますので、逆イールドが出てきたら、暴落の要注意です。

 

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