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【今週のドル円予想】米中交渉前進も、米利下げ観測変化へ警戒感

【今週のドル円予想】米中交渉前進も、米利下げ観測変化へ警戒感

先週9月16日~20日のドル円市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせつつ解説、また今週9月23日からのドル円相場予想を行います。

先週の主な材料:サウジ攻撃で円高もFOMC通過で底堅さ

先週のドル円相場は、サウジ石油施設攻撃によるリスクオフや日銀の追加緩和期待後退で強い円高圧力が生じた一方、FOMCで米金利先安感が後退し、週後半には107円台後半では底堅さを示す展開となりました。


(ドル円為替レート、~9月20日、2時間足)

先週前半:サウジ地政学的リスクは一服

先週のドル円は、16日(月)のオープン早々、先週末のサウジ石油施設攻撃による原油供給懸念での原油高、ならびに中東での地政学的リスクの高まりによるリスクオフ心理の台頭で、先週末終値の108.00円台から0.60円ほど円高となる107.40円台まで落ち込む展開となりました。

しかし翌17日(火)までに米政権は戦略的石油備蓄の放出を決定し原油高は一服、またトランプ米大統領が同攻撃に対する報復について積極的な態度は取らなかったことで、リスクオフ心理は後退、市場の関心は次第に18日のFOMCにおける米金利見通しへと移りました。

先週後半:FOMCで米追加利下げ観測後退

18日(水)のFOMCでは、市場予想通り0.25%の「予防的利下げ」が決定された一方、パウエルFRB議長の発言を市場はFRBが期待よりもタカ派寄りであると解釈し、年内追加利下げ期待の後退からドルが買われ、一時は週高値の108.50円手前まで円安が進みました。

続く19日(木)には日銀金融政策決定会合にて黒田総裁が当面の緩和政策を維持として市場の追加緩和期待が剥落し円高圧力が発生したものの、FOMCを経て市場では一定のドル買い圧力が継続しており、レートは108.00円周辺で底堅さを示しました。20日(金)日中もこの流れは変わらず、107円台後半で小動きの推移が続いています。

こうしたなか、先週のアナリスト予想集計結果では、FOMCでのハト派姿勢後退による円安予想が優勢であったことがFOMC直前配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版で指摘されるなど、複数アナリストにより言及されたドル円予想が的中する結果となっています。

今週のドル円予想:米中交渉前進も、米指標での利下げ観測変化へ警戒感

今週のドル円相場は、米中協議再開にまつわるヘッドラインのほか、米のPMIや住宅販売件数、PCEコアなど、ほぼ毎日発表される米重要経済指標による景気見通しが特に材料視されそうです。

米中進展で円安期待、しかし相場急変へ警戒も

米中通商交渉に関し、先週末からは次官級協議が再開され、さらに今週であと1週間となる10月上旬にはワシントンで閣僚級協議も控えるなど、23日以降の週では米中通商交渉の進展に高い注目が集まりそうです。

両国は関税拡大延期など足元では歩み寄りの姿勢を見せており、事態進展期待から市場ではリスクオンの動きが出ています。

ただ一方では、知的財産権侵害といった難題も山積みであるうえ、これまで幾度となく相場混乱を招いてきた「トランプ砲」つまりトランプ米大統領による予期せぬ言動も、このところの事態進展とともに警戒が高まっています。

米中交渉の見通しは都度のヘッドラインによって大きく変化し、それに応じてドル円は大きく振らされます。こうした材料へのアナリストらの見解は毎日調査され、その結果となるドル円予想はドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にて掲載されます。

今週は重要経済指標が毎日発表へ

また、今週には重要な米経済指標が目白押しとなります。こちらも米利下げ見通しに大きく関連してくるものとなり、ドル円へダイレクトに影響してくるため、やはり高い注目が集まります。

先週のFOMCでの米景気見通しは「緩やかな拡大を継続」とされ、ひとまずは年内追加利下げ期待が後退したものの、一方では「状況に応じ柔軟に対応(利下げ)」との発言もあり、一部の市場では次第に年内追加利下げ期待が盛り返しつつあります。

そんななか、米景気判断指標となり利下げ観測に大きな影響を与えうるものとしては、下記のようなものが発表予定となっています。これらが悪化なら景気見通し悪化・米利下げ観測増で円高、結果改善なら米利下げ期待後退で円安となる可能性が強くなります。

23日(月) 米・製造業/サービス部門
24日(火) 米・ケースシラー住宅価格指数、消費者信頼感指数
25日(水) 米・新築住宅販売件数
26日(木) 米・国内総生産(GDP)
27日(金) 米・PCEコア、耐久財受注

こうした経済指標が今週の何日何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらへ影響する見込みか、発表予定日時とFXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートが、こちらからご購読いただけます。

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