【9月24日 ドル円予想と根拠】米中で新たな悪材料も、一部では期待感継続
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今日9月24日のレンジ予想と根拠 サマリー
今日のドル円レンジにつき、アナリスト7名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は107.11 – 107.96となっています。
今日の集計結果では、来月の交渉再開控え米中通商交渉に進展期待感が出ており円安圧力が強まるとの予想が出ている一方で、先日の米中次官級協議で確たる進展が見られなかったことや、中国の米のうち視察中止を背景に米中通商交渉難航へ警戒感が浮上していることを今日の重しとする見方も浮上していることがわかっています。
今日までの流れ:米中に悪材料、ユーロ安も円買いへ波及
先週末から今日にかけてのドル円相場は、20日(金)に高値108.08円をつけたのち軟調に推移、昨日23日(月)に安値107.31円をつけたのち下げ渋って今日24日(火)の相場へと渡っています。
(USD/JPY ~9月24日、1時間足)
先週末20日、中国代表団が米農家視察を中止して予定より早く帰国するとの報道が伝わり、市場では米中協議への先行き懸念が強まって同日中に107.50円まで下落、そのまま週安値圏で先週の取引を終えました。
続く週明け23日の日中は、東京市場が休場のなかで動意なく推移、しかし欧州市場が始まると欧州経済指標の弱い内容からユーロが下落し、波及してドル円も円高が進んで107.30円台まで下落しました。
この後はひとまず反発したものの、日米通商協議が自動車を巡って難航しているとの報道も背景として上値は重くなっています。
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今日のドル円予想:米中で新たな悪材料も一部では期待感が継続か
今日24日、アナリストらが注目する今日のドル円材料では、先日の米中次官級協議で確たる進展が見られなかったことや、中国の米のうち視察中止を背景に米中通商交渉難航へ警戒感が浮上していることを今日の重しとする見方が出ている一方で、来月の交渉再開控え米中通商交渉に進展期待感が出ており円安圧力が強まるとの予想も浮上していることがわかっています。
米中交渉に新たな悪材料で円高圧力
先日の中国による米のうち視察が中止されたという報道、またそれ以前に開催されていた米中次官級協議にて目立った進展が見られなかったことで、市場では米中通商協議の見通しへ警戒感が高まってきています。
先週までは米中が10月に交渉を再開するとの報道を受けて見通しが改善、リスクオンが進む場面も見られていたものの、これまでも同問題では見通し改善と悪化が繰り返され相場が翻弄される展開が続いていたことから、今回も事態進展を経て事態悪化となりリスクオンの巻き戻し円高が起こる可能性があるという見方も根強いものとなっています。
そうしたなか、上記の米のうち視察中止や次官協議進展なし観測が米中問題の見通し不透明感を強める形となり、今日の相場では円高圧力がまさる、というのが、アナリストらの見解として出てきています。
なお米中交渉へ期待維持されるとの見方も
一方で、米中問題に関してはいぜん楽観的見通しが強いとして、今日の相場では円安圧力がまさる、とするアナリストらの見解も出てきています。
まず、先週の市場の支えとなっていた10月の米中交渉再開は現在も開催予定で変わらず、この週末にかけては、10月第二週に劉鶴副首相が訪米して対話に望むとの報道も出ています。さらに先日の米農地視察中止は米の要請が発端であり中国の意向は関係がないとの情報も出ていることで、市場の一部では米中交渉の進展期待が維持されています。
このような、米中通商交渉についての新報道による見通し悪化での円高予想と、進展期待が現在も維持されているとするアナリストによる円安予想とで、それぞれを支持するアナリストの内訳を比較した結果、より予想アナリストの数が多い方が、今日の相場で材料視される可能性があります。この予想数比較の結果は、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)でご確認下さい。
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今夜は米・消費者信頼感も発表へ
アナリストらが注目する今日のドル円材料としては、この他にも今夜23時の米・9月消費者信頼感指数などがあり、こちらの結果発表とともにレートに影響が出る可能性などが材料視されています。
こうした今日の予想材料が、何人のアナリスト予想レポートから言及されているかを集計し、最も言及の多かったものを今日の重要材料として解説しているのが、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)です。
本レポートでは、このほかにも、ドル円の動きに影響を与える様々な経済指標の発表スケジュールと、それぞれに対するアナリストの予想がタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。今日FXトレードをお考えであれば、取引前に内容をご確認いただくことをおすすめいたします。
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