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【10月2日 ドル円予想と根拠】米利下げ確率が一転上昇、今夜のADP雇用統計に警戒感

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【10月2日 ドル円予想と根拠】米利下げ確率が一転上昇、今夜のADP雇用統計に警戒感

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日2日のドル円相場予想を行います。

昨日の市況 ダイジェスト

昨日のドル円相場は、実需勢のドル買いや日経平均株価の堅調な推移を背景に高値108.47円まで上昇したのち、NY時間の米ISM製造業景況感指数が10年ぶり低水準となったことがネガティブサプライズとなり107.63円まで急落しました。


(USD/JPY ~10月2日、30分足)

日経上昇で円安も108.47円で上値抑え

昨日10月1日、朝方には日銀短観が発表されていたものの、市場予想よりほどの落ち込みは見られず市場の反応は限定され、108.00円付近でスタートしました。

その後は実需ドル買いや日経平均上昇といった材料を支えにじり高推移を継続したのち、108.47円付近で上値が抑えられて上げ渋りの展開へと移行しました。

なお昨夜には、中国の国慶節に合わせて行われたと見られる香港デモにてデモ参加者が実弾を受け重症との報道が出ており、こちらによるリスクオフ心理もドル円の上値を重くしたと見られています。

米ISM指数大幅悪化、ネガティブサプライズに

108.35円近辺でNY市場へ渡ったドル円でしたが、NY時間に発表された米・9月ISM製造業景況感指数が予想を大きく下回る結果で発表されると米長期金利が低下、さらに100ドルほど上昇していたダウ平均がマイナスに転じたことで市場心理が悪化し、一時は107.63円まで下落、売り一巡後107.70円台で昨日の取引を終えました。

こうしたなか、昨日のアナリスト予想集計結果では、節目108.48円が上値メドになるとの予想や、国慶節のタイミングをふまえた香港情勢緊迫化への警戒感といった材料が昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版で指摘されており、これらのアナリスト予想が的中する結果となりました。

今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場では、米ISM指数悪化をふまえた米利下げ確率の上昇のほか、さらに今夜の米・ADP雇用統計の結果が米利下げ確率へどのような影響を及ぼすかが、とくに材料視されています。

米利下げ観測が一転強まる

昨夜発表された米・ISM製造業景況感指数は、事前予想が節目の50を超えた50.3となっていたのに対し、結果は事前予想値どころか前回値の49.1すら下回る47.8と、大幅に下押す結果となりました。

このことにより、これまで底固さを示してきた米景気への見通しが大きく不安視されることとなり、昨日40%まで低下していた10月の米利下げ確率が、ISM発表後は65%にまで上昇しています。

米景気見通し下振れで、景気下支えを目的とした米利下げの観測が強まれば、米ドルにとっては売り要因となり、円高要因となります。したがって、昨夜のISM発表を経た今日の相場では利下げ観測が強まり円高圧力が強まる、というのが、これらアナリストの予想内容となっています。

今夜のADP雇用統計へ警戒感と期待感

米景気指標結果による米利下げ確率の変化でドル円レートが大きく振らされている状況のなか、さらに今夜21時過ぎには米・9月ADP雇用統計も発表されることになります。

米雇用状況の先行指標とされるADP雇用統計(前月比)ですが、事前予想は14万人と、前回値の19.5万人を下回るものとなっています。昨夜のISM結果を受け市場心理が弱気に傾いているなか、今夜のADP雇用統計が予想をさらに下振れとなれば、ドル売りに拍車がかかり円高下値を拡大させる可能性があります。

ただ市場では、ISM指数の悪化がすなわち米景気全体の悪化を示すものではないとの声もあり、今夜のADP雇用統計がISMに引きずられることなく堅調な結果を示して、ドル円レートが昨日の下げ幅を取り戻す可能性もあります。

今夜のADP雇用統計の結果予想について、アナリストらの予想集計結果は、今日配信分のドル円レポート有料版にてご確認いただけます。

なお、昨日のISM指数、今日のADP雇用統計の他にも、今週からは重要な景気判断指標が多数発表されます。こちらについても、結果が悪化なら利下げ観測増で円高、改善すれば利下げ観測後退で円安の可能性が強まることになります。

2日(水) 米・ADP雇用統計
3日(木) 米・PMI、ISM景況指数
4日(金) 米・雇用統計、貿易収支
7日(月) 米・消費者信用残高
8日(火) 米・卸売物価指数、パウエルFRB議長発言

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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