【17日ドル円予想】中印や朝鮮半島のリスクは静観か 米住宅指標に期待で上値余地

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【17日ドル円予想】中印や朝鮮半島のリスクは静観か 米住宅指標に期待で上値余地

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日17日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日16日のドル円相場は、米株式市場の上昇によるリスクオン (↑) で強含みのなかオープンしたのち、新型コロナ感染第二波への懸念 (↓) が次第に意識され反落、高値107.64から安値107.21のレンジで上値重く推移しました。


(USD/JPY ~6月17日、15分足)

米株高支えも、コロナ第二波懸念で上値限定

前取引日16日、107.33でオープンとなったドル円は、前日に米FRBが米企業の社債購入を行い経済支援を行うと発表したことで米株が上昇し、これが波及してリスクオンの円安の流れ (↑) が発生して、高値107.64まで上昇、以後は上げ一服となって夕刻までレンジ相場が続きました。

しかしその後のNY時間には、米中で新型コロナ新規感染者が再び増加傾向にあることでウイルス感染拡大第二波への懸念が台頭 (↓) 、こちらを重荷に円高の流れが強まり、安値107.21をつけたのち下げ渋ってクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、米株式市場の上昇によるリスクオン継続 (↑) での円安予想、またその後の、新型コロナウイルス感染第二波への懸念増大観測 (↓) による円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、中国・インドや北朝鮮・韓国で発生の地政学的リスク、および今夜の5月住宅着工件数など米指標への結果見通しが、アナリストらから材料視されています。

中国・インドや北朝鮮・韓国で地政学的リスク勃発、今後の見通しは

きょうにかけ、中国とインドをへだてる国境で両国が衝突し死者が発生したとの報道が流れたほか、朝鮮半島でも、北朝鮮が韓国に対する挑発行動を繰り返していると伝わっており、各地での新たな地政学的リスク浮上によって、今日の相場ではリスク回避の円高が強まる (↓) との見方が出ています。

ただ一方で、これらの対立の当事者国を含む各国では、感染第二波への懸念のなか新型コロナ問題への対応に余念がなく、これらの事態が各国間の決定的な関係悪化につながる可能性は低い、との見方も出ています。このため、今夜NY時間にかけては、過度な警戒感がしだいに後退し円安へ戻す (↑) 、との見解も浮上しています。

こうした各地での地政学的リスク浮上を受けて、それぞれの対立が深刻化することへの懸念が重しとなっての円高予想 (↓) と、各国が新型コロナ対応に余念がなく事態が沈静化へ向かうとの観測による警戒感後退での円安予想 (↑) でで、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜、米・5月住宅着工件数など発表 指標改善継続へ期待感

米国では今夜、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30以降に5月住宅着工件数など、ドル円レートに影響を与える主要経済指標が発表予定となっています。なお昨日16日発表の米・5月小売売上高は市場予想を大幅に上回る結果となっており、この流れを引き継いで、本日の各指標も改善となる、との見方から、各指標の発表後にドル円レートが円安方向へ振れる (↑) 可能性が指摘されています。

ただ一方では、6月に発表された米経済指標の全体としては、依然さえない結果となったものも多かったため、昨日示された米指標の改善傾向は続かず、今夜の各指標は下振れとなって米景気見通し懸念が再燃し、発表後にドル円レートは円高方向に振れる (↓) 、との見解も浮上しています。

今夜20:30から順次発表となる米・MBA住宅ローン申請件数などの米主要指標に関し、昨日の5月小売売上高に続いて改善となっての円安予想 (↑) と、米指標の改善傾向は続かず下振れ、米景気懸念が再燃しての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

17日(水)米・MBA住宅ローン申請指数、5月住宅着工件数
18日(木)米・新規失業保険申請件数
19日(金)米・1-3月四半期経常収支

22日(月)米・5月中古住宅販売件数
23日(火)米・6月製造業購買担当者景気指数、5月新築住宅販売件数
24日(水)米・4月住宅価格指数
25日(木)米・1~3月四半期実質国内総生産(GDP、確定値)、新規失業保険申請件数
26日(金)米・5月個人所得、5月個人消費支出

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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