【3月26日 ドル円予想と根拠】米国の大型経済対策が決議間近か 期待感増大で上値模索観測も

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【ドル円予想と根拠】米国の大型経済対策が決議間近か 期待感増大で上値模索観測も(3月26日)

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日26日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日25日のドル円相場は、年度末のレパトリ取引など国内輸出企業によるドル売り・円買い (↓) で一時下落したものの、米景気対策実現への期待感 (↑) が下値支えとなり、安値110.75から高値111.68のレンジで下値固く推移しました。


(USD/JPY ~3月26日、15分足)

米の大型景気対策へ期待感上昇、111円台中盤へ

前取引日25日、111.21で東京時間オープンとなったドル円は、年度末のレパトリ取引など国内輸出企業によるドル売り・円買い (↓) を背景にひとまず下落、安値110.75をつけて下げ一巡となりました。

しかしNY時間になると、市場で米景気対策実現への期待感が次第に強まってドルが買われる流れ (↑) となり上昇、高値111.68をつけました。ただ、このところの上値抵抗帯となっている111円台ではやはり売りが厚く、上値を阻まれるかたちで上げ渋ったところでクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、年度末のレパトリ取引など国内輸出企業によるドル売り・円買い (↓) での円高 予想、またその後の、米景気対策実現への期待感によるドル買い観測 (↓) での円安 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、米国の大型景気対策への期待上昇、および今夜発表の米・GDPなど重要指標への下振れ警戒感が、アナリストらから材料視されています。

米の大型経済対策が決議間近で期待感増大

新型コロナ感染拡大による世界的な景気後退観測を受けて、トランプ政権は昨日、2兆ドルにおよぶ大型経済対策で米議会と合意しました。こうしたスピーディかつ大規模な米の景気支援姿勢によって、米国および各国の株価が上昇するなど、リスクオンの動きが鮮明化 (↑) して、円安圧力が強まるのではないか、との見解が、アナリストから挙がっています。

ただ一方では、こうした米国の大型経済対策への期待感はすでにレートに織り込み済みである、との見方も出ており、もし今夜NY時間にでも同経済対策が米議会議決にいたるなど進展を見せれば、むしろ材料出尽くしとなり「事実で売り」で円高圧力が発生する (↓) のではないか、との見解も 見られています。

こうした、米国の大型経済対策の見通しに関して、期待感の増大によるリスクオンの動き鮮明化 (↑) での円安予想と、米議会で議決されたのち材料出尽くし (↓) となっての円高予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜の米・GDPなど重要経済指標には警戒感も

今夜21:30以降、米・GDPや新規失業保険申請件数など、レートに強い影響力を持つ重要経済指標が発表されますが、昨夜FRB関連の要人から「米雇用がコロナ危機によって大きく悪化する」可能性について発言があったことで、今夜の指標も大きく下振れるのではないか、との警戒感が高まっています。もしそのとおりとなれば、これら指標の発表後、ドル円レートが円高方向へ下落する (↓) のではないか、との見解が浮上しています。

ただ一方では、昨夜発表された米・2月耐久財受注は市場予想を上回る結果となっており、米景気見通しが弱気一辺倒ではないことも示されています。この流れを受け継いで、もし今日の米経済指標も底堅い結果となれば、発表時間後に過度な警戒感の巻き戻しでドルが買われ、円安が強まる (↑) 可能性もあります。

今夜21:30以降に発表される米・GDPなど各指標に関し、コロナ危機が影響して大きく下振れるとの見方による円高予想 (↓) と、昨日の米・2月耐久財受注と同様に今夜の指標も上振れるとの期待感による円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

26日(木) 米・2月GDP、新規失業保険申請件数
27日(金) 米・2月個人支出

30日(月) 米・住宅販売保留指数
31日(火) 米・消費者信頼感、シカゴ購買部協会指数、ケースシラー住宅価格指数
1日(水) 米・ADP雇用、ISM製造業、PMI
2日(木) 米・貿易収支、製造業新規受注
3日(金) 米・雇用統計、PMI、ISM非製造業

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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