【30日ドル円予想】今夜のパウエル証言に追加緩和期待 米時間にかけリスクオン円安か

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【30日ドル円予想】今夜のパウエル証言に追加緩和期待 米時間にかけリスクオン円安か

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日30日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日29日のドル円相場は、先週末以降の日米株安 (↓) を重しに軟調に推移したのち、29日NY時間の米株が反発 (↑) となったことで下げ一巡となり、安値107.04から高値107.88の上昇トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~6月30日、15分足)

米株大幅反発で直近のドル円高値を更新

前取引日29日、107.08でオープンとなったドル円は、前週末26日の米株安の影響による国内株式市場の下落 (↓) を受けて視投資家心理が悪化、リスク回避の円高の流れで安値107.04円まで下落しました。

しかしNY時間に入ると、ダウ平均が大幅反発するなど米株高 (↑) を背景にドル円レートも反発、そのまま円安が加速し、今月10日以来の高値更新となる高値107.88円に到達。その後は107.58まで上値を縮小したところでクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、先週末の米株安を受けてのリスク回避進展 (↓) での円高予想、また米経済活動回復期待による米株反発観測 (↑) での円安予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、FRBパウエル議長の下院での証言、および今夜の米・4月ケース・シラー住宅価格指数など経済指標の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。

パウエル議長証言で追加緩和言及へ期待感

本日30日の米時間には、FRBパウエル議長が米下院金融サービス委員会で証言予定となっていますが、事前資料によれば、証言では米経済について厳しい見通しが述べられるとの見方が出ています。このため、今夜のパウエル議長証言をさかいに市場で米経済見通しの不透明感が強く意識され、リスク回避の円高推移が強まる (↓) 、との見方が浮上しています。

ただ一方では、厳しい景気認識を背景として、パウエル議長からイールドカーブコントロール(YCC)などの金融緩和策への言及がなされる可能性がある、との見方もあり、今夜のパウエル証言を経てリスクオンの動きが強まり円安に振れる (↑) 可能性がある、との見解も浮上しています。

今夜のパウエル議長証言の内容見通しに関し、米経済の厳しい状態が強く意識されリスク回避が進む (↓ )ことでの円高予想と、YCCなど新たな金融緩和策への言及があり市場がリスクオンとなる (↑) ことでの円安予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜ケースシラー住宅指数など発表、昨日の流れ引き継ぎ上振れか

今夜、22:00には米・4月ケース・シラー住宅価格指数、22:45以降には6月シカゴ購買部協会景気指数など、重要な米経済指標が順次発表となります。なお昨日29日の米・住宅販売保留指数は過去最大の伸び率を記録し、昨日の円安をサポートしていたことから、今夜発表の指標も昨日の流れを引き継いで上振れとなり、発表後に米景気見通しが改善してレートが円安に振れる (↑) のではないか との見方が出ています。

ただし一方では、6月に発表された米経済指標は、全体的に見ればさえない数字が多く、5月住宅販売保留指数の改善は個別事象に過ぎないとの見方もあります。このため、本日発表の指標も6月に発表された多数の指標と同様に今後の経済回復への不安感を増す結果となり、発表後にリスク回避の円高が進む (↓) 、との見方も浮上しています。

今夜の米ケース・シラー住宅価格指数など米重要指標に関し、昨日の米住宅販売保留指数の大幅改善を引き継ぎ上振れとなっての円安予想 (↑) と、下振れして今後の経済回復への不安感が増す結果となっての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

30日(火) 米・6月消費者信頼感指数、4月ケース・シラー住宅価格指数、6月シカゴ購買部協会景気指数
7月1日(水) 米・ADP雇用統計、6月ISM製造業景況指数
2日(木) 米・6月失業率、失業保険申請件数
3日(金) 独・6月PMI

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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