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【3月30日ドル円予想と根拠】米コロナ感染急増、迅速な大型経済対策で底堅さ示せるか

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【3月30日ドル円予想と根拠】米コロナ感染急増、迅速な大型経済対策で底堅さ示せるか

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日30日のドル円相場予想を行います。

今日までの市況 ダイジェスト

前取引日27日のドル円相場は、新型コロナウイルス感染者数の世界的な増加に対する警戒が継続 (↓) する中で、投資家のドル資金確保の動きの後退 (↓) 、により高値109.71から安値107.75のレンジを下落トレンドで終日推移、日足のローソク足は長い陰線を形成しました。


(USD/JPY ~3月30日、15分足)

投資家のドル資金確保の動きが後退 、ドル安

前取引日27日、安値付近109.54で東京時間オープンとなったドル円は、日本でも感染者数が増加するなど新型コロナウイルス感染者数の世界的な増加に対する警戒が継続 (↓) し、日本の株式市場オープン前の109.71を高値に下落が続き、昼頃には108.2円台にまで下落しました。

ロンドン時間には下げ一巡ののち108円台後半の取引が継続しましたが、NY時間になると、投資家による安全資産としてのドル資金確保を目的としたドル買いの流れが後退下、巻き戻しで今度はドルが売られる流れが加速し、NY時間後半に安値107.75に到達しクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、新型コロナウイルス感染者数の世界的な増加に対する警戒継続 (↓) 、および、投資家のドル資金確保の動きの後退 (↓)によるドル売りによる円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、米国での新型コロナウイルス感染急増報道、および23:00発表の米・2月住宅販売保留指数への懸念が、アナリストらから材料視されています。

米でのコロナ問題拡大へ市場の反応は

新型コロナウイルス問題について、米国での感染拡大が顕著となっており、者数が急拡大しています。29日時点で感染者数は米国が世界トップとなりました。NY州は既に実質的な封鎖措置が取られるなど、世界最大の経済大国である米国における新型コロナウイルス問題の急拡大が、世界経済へ深刻な影響を与えるのではないか、との懸念報道が勢いを増しており (↓) 、今夜にかけてはレートの円高圧力が優勢となるのではないか、との見方が、アナリストから挙がっています。

ただし、米国は新型コロナウイルス感染者数の急増はあるものの、2兆円規模の大型経済対策に加え、FRBはあらゆる手段を取り金融面での不安を取り除く姿勢を表明 (↑) しており 、スピーディーかつ万全のバックアップ体制を取っています。事実、こうした状況を背景として、先週の米株価は週足では底打ち反転していることから、ドル円市場も心理改善が波及して今夜にかけ円安に振れる可能性があります。

こうした、米国での新型コロナウイルス感染状況に関し、感染者急増による世界経済への影響を懸念してのドル売り・円高予想 (↓) と、米国の経済面における迅速かつ大規模なバックアップが心理改善につながってのドル買い・円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜発表の米住宅販売指数へ一部では期待も

今夜23:00には、米・2月住宅販売保留指数が発表されます。今週は3日に大型指標である米・3月雇用統計の発表を控えており、その先行指標として、今週発表されるその他の指標に高い注目が集まっています。特に今夜の住宅販売指数などは新型コロナの影響が大きいと見られており、こちらが下振れとなれば、米掲載の見通し悪化が著しいものとなって、発表後のドル円レートが大きく円高へ振れる (↓) 可能性 があります。

ただし、新型コロナウイルス問題を契機とする各指標の悪化を市場は織り込み始めている、とのアナリスト見解も浮上してきていることから、もし今夜の米住宅販売がそれほどの悪化とならなければ、悪材料消化・過度な懸念の後退で、発表後にレートが円安方向へ戻す (↑) 可能性も指摘されています。

今夜23:00発表となる米・2月住宅販売保留指数に関し、大幅下振れとなり景気見通しが大きく悪化しての円高予想 (↓) と、大きな下振れとはならず過度な懸念後退での円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

30日(月) 米・住宅販売保留指数
31日(火) 米・消費者信頼感、シカゴ購買部協会指数、ケースシラー住宅価格指数
1日(水) 米・ADP雇用、ISM製造業、PMI
2日(木) 米・貿易収支、製造業新規受注
3日(金) 米・雇用統計、PMI、ISM非製造業

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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