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【来週のドル円予想】米鉱工業など重要指標多数、大幅悪化へ身構え(4月13日~17日)
今週のドル円市況を回顧しつつ、来週4月6日~10日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今週の主な材料
今週のドル円相場は、国内での緊急事態宣言発令に該当国通貨売りの円安 (↑) 圧力が発生するも、新型コロナ感染拡大での警戒感 (↓) のなか米経済指標の大幅悪化 (↓) による円高圧力が次第に勝り、高値109.38から安値108.21のレンジを軟調に推移しています。
やまぬコロナ拡大、米経済にも打撃鮮明で市場混乱
今週頭6日、108.53でオープンしたドル円は、国内で緊急事態宣言の発令が検討されているとの報道を受けて、該当国通貨売りとしての円安 (↑) の動きが強まり、週高値109.38をつけました。
しかしその後は、米国やイタリアで感染拡大に歯止めがつかない状況を受けての警戒感による円買い復調 (↓) 、さらに週末にかけては米失業保険申請件数など重要経済指標の大幅下振れによる景気懸念の高まり (↓) もリスク回避の流れに拍車をかけ反落、レートは108.21まで週安値を更新しました。
こうしたなか、今週配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、週頭の緊急事態宣言発令を控えた円売りによる円安予想 (↑) 、週後半にかけての世界的なコロナ感染拡大による円高復調 (↓) 、また米失業保険申請件数などの大幅悪化観測 (↓) による円高予想が掲載されており、これらが的中しています。
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来週にかけてのドル円予想
来週にかけてのドル円相場では、コロナ問題の見通しに関する報道、ならびに、新型コロナの影響を反映した経済指標の結果見通しが、ドル円市場の大きな材料となりそうです。
コロナに前向き報道も散見、心理改善での円安期待浮上
新型コロナウイルス問題に関し、いぜん世界中で感染拡大が続いているものの、米国や欧州でペース減速の兆しが見られており、また今週には検査薬や新薬に関して前向きな報道も出てきていることから、来週にかけては、関連報道を受けリスクオフが巻き戻されての円安圧力 (↑) が優勢となる可能性がある、との見解が出てきています。
とはいえ一方では、新型コロナ感染拡大は現在も継続しており、日本国内では、今週にかけて東京をはじめとする大都市圏で感染ペースが再び加速しつつあるなど、予断を許さぬ状況が続いています。そのため来週もリスク回避の流れが続き、さらに円高が進行 (↓) する、との見方を示すアナリストも見られます。
こうした、新型コロナウイルスの影響見通しに関し、前向きな続報を受けてリスクオフの流れが巻き戻されることによる円安予想 (↑) と、感染拡大が継続しておりリスク回避が止まらないとしての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は、来週にかけて配信の「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認下さい。
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米・鉱工業生産や住宅着工件数が発表、下振れ幅どこまで
また来週には、新型コロナの影響を織り込んだ、米3月経済指標が多数発表されます。なかでも米・鉱工業生産や住宅着工件数、新規失業保険申請件数などは、これまで大幅な下振れにより強い円高圧力を発生させた経緯から、発表と同時に大きく円高に振れる (↑) のではないか、との懸念が高まっています。
ただ一方では、今週発表された米経済指標がすでに大幅悪化となっていることで、来週の指標に関しても一定の悪化は避けられないとの見通しが立っているため、かりに各指標の発表結果が悪化であっても、市場が懸念するほどの下振れ幅でなかった場合は、過度な懸念の巻き戻しとなって円安に戻す (↑) 可能性も指摘されています。
こうした、来週の米・3月鉱工業生産や住宅着工件数といった重要経済指標について、新型コロナ拡大の影響による大幅悪化を警戒しての円高予想 (↓) と、悪化が一定の幅にとどまり市場の過度な警戒感が巻き戻されての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認いただけます。
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なお、この他に来週にかけて発表される米指標は、次のようなものも注目されています。
14日(火) 米・3月輸入物価指数
15日(水) 米・3月小売売上高、4月NY連銀製造業景気指数、3月鉱工業生産指数
16日(木) 米・3月住宅着工件数、新規失業保険申請件数
17日(金) 米・3月景気先行指標総合指数
こうした経済指標が何日何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらへ影響する見込みか、発表予定日時とFXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートが、こちらからご購読いただけます。
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