【1月28日ドル円予想と根拠】中国経済見通しに暗雲 新型肺炎の影響で
昨日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日28日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
昨日27日のドル円相場は、新型コロナウイルス感染拡大による中国経済減速懸念 (↓) の強まりと、景気鈍化懸念による米株大幅安 (↓) が重しとなり、高値109.13から安値108.73まで下落しました。
ウイルス懸念継続、大幅株安も重荷
昨日27日、朝方に安値108.73をつけたドル円は、東京時間に一時下げ渋り高値109.13を付けるも、ロンドン時間には新型コロナウイルス感染拡大による中国経済減速懸念 (↓) で反落、そのまま弱含み推移へと移行しました。
NY時間には、景気鈍化懸念で米株大幅下落 (↓) となり、心理悪化で108.80台まで下落しましたが、リスクオフの円買いと同時に安全通貨としてのドル買いも見られ、下値固さを示してクローズとなりました。
こうしたなか、きのう配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、新型ウイルス感染拡大によるリスクオフ継続 (↓) 、および、景気懸念での米株安 (↓) による円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となりました。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、拡大する新型コロナウイルスへの懸念と、今夜発表の米12月耐久財など経済指標が、アナリストらから材料視されています。
新型肺炎でリスクオフ、ドルと円は買い拮抗か
中国・武漢で検出とされる新型コロナウイルスに関し、感染死者数は昨夜時点で81人と被害拡大が止まらず、中国では春節連休延長や渡航制限が実施されるなど、経済下押しへの懸念が強まっています。
こうしたなか今日の相場では、新型ウイルス関連報道への警戒感で円高が進む (↓) とのアナリスト予想が出ていますが、一方では、このリスクオフの動きが安全通貨としての米ドル買いにもつながり下値を支える (↑) 、とのアナリスト予想も見られています。
新型コロナウイルス懸念拡大に関し、リスクオフでの円高予想 (↓) と、安全通貨としての米ドル買いによる円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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今夜の米耐久財・消費者信頼感に下振れ警戒も
今日NY時間には、22:30に米12月耐久財受注、24:00に米1月消費者信頼感(カンファレンスボード)など、重要な経済指標が発表されます。現在のところ市場予想では前回比改善 (↑) となっており、そのとおりとなれば発表と同時に円安に振れる可能性があります。
ただ、一部では、このところの米経済指標に冴えない結果のものが散見されていることから、今日のこれらの指標にも下振れ警戒感 (↓) が出ており、発表とともに円高に拍車がかかる、とするアナリストも出てきています。
今夜NY時間に発表予定の米12月耐久財・米1月消費者信頼感に関し、市場予想通り前回比改善 (↑) での円安予想と、このところの流れを引き継いでの下振れ警戒感 (↓) による円高予想で、
今日のアナリスト予想で、FOMCを前にハト派的観測が維持される (↓) ことでの円高予想と、今夜NY時間にかけタカ派的観測が強まる (↑) ことでの円安予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお今週には、他に重要な経済指標が発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
28日(火) 米・FOMC初日、12月耐久財受注、1月消費者信頼感指数、1月リッチモンド連銀製造業指数
29日(水) 米・12月住宅販売保留指数、FOMCにてパウエルFRB議長会見
30日(木) 米・GDP
31日(金) 米・PCEコア、PCE、シカゴ購買部景気指数、ミシガン大消費者指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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