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【27日ドル円予想】トランプ政権の対中制裁内容が公表へ 地政学リスク強まり円高警戒感
前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日27日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
前取引日26日のドル円相場は、世界的な経済活動正常化への動きが支え (↑) となるも、その後は香港を巡る米中対立の激化が上値を抑え (↓) 、高値107.92から安値107.41のレンジを下落トレンドで推移しました。
(USD/JPY ~5月27 日、15分足)
香港を巡る米中対立 でリスク回避進む
前取引日26日、107.67でオープンとなったドル円は、世界的な経済正常化への動き (↑) を背景に底堅い値動きを見せ、国内株式市場の開始後早々に高値107.92に到達しました。
しかしその後、海外では祝日明けとなったロンドン時間・NY時間には、香港を巡る米中対立の激化 (↓) に反応し反落、そのまま下落が続いて安値107.41に到達。その後は若干戻しを入れた107.58でクローズとなりました。
こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、世界的な経済活動正常化への動き (↑) を支えとした円安 予想、またそのゴン、香港を巡る米中対立激化での地政学リスク (↓) での円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、米国からの中国に対する制裁措置の内容、および米経済指標が昨日同様に下振れする懸念が、アナリストらから材料視されています。
米が対中制裁の内容を公表見通し 下値リスク意識
明日28日、中国の国会に当たる全人代で、香港の社会統制を強める国家安全法が可決される見通しとなっています。しかし米国は国家安全法に反対の姿勢であり、トランプ政権は今週中に中国に対する制裁措置の準備を進めている、と報じられています。このため本日は、NY時間にかけてトランプ大統領から中国への制裁措置の内容が表明されるとみられ、関連報道を受けて地政学的リスクが強く意識され円高へ振れる (↓) 可能性がある、との見方が浮上しています。
ただ一方で、米国では現在も新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、そちらへの対応に追われていることから、対中制裁の内容は強硬姿勢をアピールするのみにとどまるなど限定的である可能性があるとして、今夜にかけ内容が確認されたのち過度なリスク回避が巻き戻され円安に振れる (↑) 、との見解も出ています。
こうした、米中対立を巡るトランプ政権の対応について、対中制裁措置の内容が発表されリスク回避が進む (↓) ことでの円高予想と、米国の制裁内容が限定的となり過度なリスク回避が巻き戻される (↑) ことでの円安予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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米ベージュブックなど発表も、昨日に継ぎ下振れか
今夜20:00以降、米・MBA住宅ローン申請指数、5月リッチモンド連銀製造業指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)といった重要経済指標が発表となりますが、昨日発表の米消費者信頼感やシカゴ連銀指数は悪化となっており、この流れを受け継いで、本日発表の指標も冴えない数字となり、米経済への懸念から発表後にリスク回避が進み円高に振れる (↓) 可能性 がある、との見方が出ています。
ただし一方では、この5月に発表となった指標の一部では、新型コロナの悪影響にいったんの底打ちが見られたほか、経済活動再開へ向けた動きも反映して、数字の回復も見られていました。そのため、本日発表の指標にも底堅さが期待され、発表後に過度な懸念が巻き戻され円安となる (↑) のではないか、との見解も浮上しています。
今夜20:00以降の米・MBA住宅ローン指数など米指標に関し、冴えない数字となり米経済への見通し懸念が強まっての円高予想 (↓) と、底堅さ期待による過度な懸念巻き戻し観測での円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
27日(水)米・MBA住宅ローン申請指数
28日(木) 米・GDP、耐久財受注、失業保険件数
29日(金) 日・失業率、米・個人所得、PCEデフレーター
1日(月)米・5月製造業購買担当者景気指数(PMI)
3日(水)米・5月ADP雇用統計、5月ISM非製造業景況指数
4日(木)米・4月貿易収支
5日(金)米・5月雇用統計
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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