ポンド円見通し:ポンドインデックスの下落とともに下落継続か
28日 12:30更新
直近のポンド円は、2023年1月3日の155.35円が2023年の安値となった後、安値と高値を切り上げながら上昇が続き、7月5日の184.01円が年初来高値となりました。しかし翌6日からの5日続落の後、179~182円台で横ばいの取引が続きました。そして27日の急落後の反発に加え、8月7日からの8連騰もあり、22日の186.76円が直近高値かつ年初来高値です。その後は小動きながら、徐々に高値と安値を切り下げるジリ安が続いており、大幅安となった21日の180.71円が直近安値です。本日28日は181円台半ばで取引されています。
節目価格190円を目指して反発するか、節目価格180円を割れて下落が加速するか、今後の展開が注目されます。
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ポンドインデックスの下落継続(↓)
ポンドの他通貨に対する相対的な強さを表すポンドインデックスについて、2023年は3月から上昇し7月半ばに天井を打った形となりました。
その後の下落は現在も続いています。8月は若干下落の勢いが落ちたものの、9月に入り下落が加速しました。
ポンドの値動きに影響を与えるポンドインデックスの下落継続を背景に、中期的にポンド円は下落する(↓)可能性があります。
英株価指数FTSE100の9月半ばからのジリ安の影響(↓)
英株価指数FTSE100は8月半ばに年初来安値まで落ちましたが、その後は反発しています。結果的に9月半ばまで上昇しました。
しかし、9月半ばに戻り高値を付けた後はジリ安が続いています。アメリカの株式市場に比べると下落は緩やかですが、上昇から下落に転じました。
ポンドの値動きに影響を与えるFTSE100の下落継続を背景に、短期的にポンド円は下落する(↓)可能性があります。
ポンド円予想 関連経済イベント
29日(金) 4-6月四半期国内総生産(GDP)
2日(月) 9月製造業購買担当者景気指数(PMI)
4日(水) 9月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
5日(木) 9月建設業購買担当者景気指数(PMI)
12日(木) 8月月次国内総生産(GDP)、8月鉱工業生産、8月製造業生産指数
17日(火) 9月失業率他
18日(水) 9月消費者物価指数(CPI)
20日(金) 9月小売売上高
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