今日のFX相場見通し

10月11日 (金) 07:00

ドル円予想:調整売り 一段の下値警戒感も (10月11日)

前取引日10日のドル円は下落。安値148.23をつけてから終値148.58と、3日ぶりに反落ののち本日の取引へ移行した。本日11日のAI予想は円安予想。

10日に材料視された経済イベントは、米消費者物価指数(CPI)が2.4%で予想を上振れ、また米新規失業保険申請件数や米失業保険継続受給者数の結果も注目された。米10年国債利回り(米長期金利)は上昇し、こちらを支援材料としてドル買いが強まる場面があった。

本日11日の日足チャートを見るとモメンタムは強気のシグナルが点灯しており、強気地合いへの移行の可能性がある。大口投機筋(IMM通貨先物ポジション)では円が56,772枚の買い持ちとなっており、方向感の見定めにくい状況との指摘も。→IMMデータでの高精度な通貨予想とは?

目先の展開については、本日海外時間の米ミシガン大学消費者態度指数・速報値や米卸売物価指数などが市場の関心事となる。前日はドル売りが優勢であったが、下値圏では底堅さを指摘する声も市場の一部から聞かれている。ひとまずの下値メドである心理的節目147.50近辺までの価格帯で売り一巡となれば、押し目買い拡大の展開も視野に入れておきたい。