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【4月9日ドル円予想と根拠】欧米連休で円安観測、今夜の米指標で上値拡大の見方も
前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日9日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
前取引日8日のドル円相場は、新型コロナウイルス感染拡大でのリスク回避継続 (↓) が重荷となるなか、欧米株式市場の上昇など金融市場の落ち着きからリスクオンの動き (↑) も次第に広がり、安値108.50から高値109.10のレンジで底堅く推移しました。
コロナ懸念続くも悪材料ひとまず一巡で底堅さ
前取引日8日、108.72で東京時間オープンとなったドル円は、欧米での新型コロナウイルス感染者数の拡大が止まらずリスク回避の地合いが継続 (↓) する中で、国内株式市場のオープン早々に安値108.50まで下落、その後は下げ渋って108円台後半での取引が続きました。
その後NY時間に入ると、欧米の株式市場が上昇へ転じるなど金融市場の落ち着き (↑) が支えとなって心理が好転、ドルが買われてレートが上昇し、高値109.10まで円安に振れました。その後高値の維持はできず反落したものの底値は固く、最終的には108.84でクローズとなりました。
こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、各国での新型コロナ感染拡大によるリスク回避継続観測 (↓) での円高予想、また金融市場の混乱が和らぐとの見方によるリスクオン観測 (↑) での円安予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、欧米連休を前にしての急速な値動きへの警戒、および21:30の米・新規失業保険申請件数などの指標への懸念が、アナリストらから材料視されています。
欧米連休を前にしての急速な値動きに注目
明日10日(金)から週明け13日(月)にかけては、米・欧が祝日連休となるため、連休前に特有の急速な値動きが生じるケースが多くなる、との見方が強まっています。足元ではリスク回避の地合いが鮮明であることから、今夜にかけての新型コロナウイルスを巡る報道などをきっかけにリスク回避が加速し円高圧力が強まる (↓) のではないか、との見方が浮上しています。
ただ一方では、連休前に機関投資家などが既存ポジション解消のための取引を行う傾向もあり、これまでの相場でリスク回避の円高が強まっていたことから、今日の相場では、機関投資家らによる円買いポジション解消のための円安圧力が高まる (↑) のではないか、との見方も浮上しています。
こうした、連休前特有の急速な値動き発生の可能性について、リスク回避が加速 (↓) することによる円高予想と、機関投資家などのリスク回避ポジション解消による円買いへの反動 (↑) での円安予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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今夜の米新規失業保険件数など経済指標に大幅悪化懸念
今夜には、21:30に米・新規失業保険申請件数や2月卸売物価指数、また23:00に4月ミシガン大学消費者態度指数など、多数の重要な米経済指標が発表されます。新型コロナウイルス問題を経て米経済の見通しが大幅悪化するなか、今夜のこうした各指標が市場予想を大幅に下回るとの見方が出ており、発表後に円高急進 (↓) となるのではないか、との見方が浮上しています。
ただし、米経済指標の大幅悪化は先月3月から現実化しており、現在では、こうした指標の大幅悪化はすでに織り込み済みとして、今夜の米指標が悪化しても、逆に悪材料出尽くしとなってドルが買い戻され、発表後にレートが円安に振れる (↑) のではないか、との見方も浮上しています。
今夜21:30から順次発表となる米・新規失業保険申請件数や2月卸売物価指数などの重要指標に関し、市場予想を大幅に下回りドルが売られての円高予想 (↓) と、指標悪化が逆に悪材料出尽くしとなりドルが買われての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
9日(木) 米・前週分新規失業保険申請件数、2月卸売在庫、4月ミシガン大学消費者態度指数
10日(金) 米・3月CPI、3月CPIコア
14日(火) 米・3月輸入物価指数
15日(水) 米・3月小売売上高、4月NY連銀製造業景気指数、3月鉱工業生産指
16日(木) 米・3月住宅着工件数、新規失業保険申請件数
17日(金) 米・3月景気先行指標総合指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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