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【4日ドル円予想】「踏み上げ相場」で大幅上昇、米指標にも改善期待続き円安観測
前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日4日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
前取引日3日のドル円相場は、各国での経済活動正常化への期待や株価上昇 (↑) が心理支えとなるなか、米・5月ADP雇用統計などの米指標の大幅改善 (↑) がリスクオンに拍車をかけ、安値108.42から高値108.93のレンジを上昇トレンドで推移しました。
(USD/JPY ~6月4日、15分足)
米指標が大幅反発、見通し不透明感払拭で円一段安
前取引日3日、108.66でオープンとなったドル円は、前日の円安展開がひとまず一服し、国内株式市場オープン前に安値108.42まで下落しました。しかし各国での経済活動正常化への期待や株価上昇によるリスクオンが次第に台頭 (↑) したことで反発、おおむね108.50~108.80円の水準へ円安に戻しました。
さらに夜間NY時間に入ると、米・5月ADP雇用統計、5月ISM非製造業景況指数が市場予想を大幅上振れ (↑) となり、それまで残っていた経済見通し不透明感による弱気心理が払拭されてリスクオンに拍車がかかりました。こののちレートは円安展開が鮮明となり高値108.93に到達、その後上げ一服となった108.91でクローズとなりました。
こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、各国での経済活動正常化への期待や株価上昇によるリスクオン進展観測 (↑) での円安予想、また経済活動正常化による米・5月ADPなど米指標の改善期待 (↑) での円安予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、円買い解消による踏み上げ相場の継続見通し、および米・失業保険申請件数など米指標への上振れ期待が、アナリストらから材料視されています。
円買いポジション解消での踏み上げ相場は継続か
ドル円はこれまで、107円台後半が堅い上値抵抗線となっており、このところは複数回にわたり108円台手前で押し戻される展開となっていました。しかし一昨日2日から昨日3日にかけては、これまでのリスク回避による円買いポジションが一気に解消される「踏み上げ相場」によってレートが108円台へ上抜けており、さらに本日NY時間の相場にかけても、節目109円以上まで踏み上げ相場が継続する (↑) のではないか、との見方が浮上しています。
ただ一方で、こうした踏み上げ相場はレートを維持する力が弱いとされており、本日の相場では蓄積されていた円買いポジションが解消されるとともに反落となり、目先では109円を明確に上抜けるほどの反発力は維持できない (↓) のではないか、との見解も出ています。
本日にかけての踏み上げ相場でのドル円上昇傾向につき、円買いポジション解消が節目109円上抜けまで継続 (↑) との見方による円安予想と、今日にかけ円買いポジションが解消されるとともに反落する可能性が強い (↓) との見方による円高予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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米・失業保険件数など発表、昨日の流れ引き継ぐ大幅改善へ期待
今夜21:30以降、米・失業保険件数など、ドル円レートに大きな影響力を持つ米指標が順次発表されます。なお昨日発表の米・5月ADP雇用統計などは市場予想を大幅に上振れる結果となっていたことから、本日の指標も、この流れを引き継いで大幅改善となり、各指標の発表時間後に引き続きレートが円安へ大幅に振れる (↑) のではないか、との見解が挙がっています。
ただし一方では、昨日の各指標の大幅改善は一時的なものにすぎず、米経済の停滞はいぜん進行中であるとの見方から、本日発表となる米・失業保険件数などでは再び悪化リスクが強いとして、本日の各指標発表後に米景気見通し懸念が再燃し円高へ戻す (↓) 、との見解も浮上しています。
今夜21:30以降に順次発表となる米・失業保険申請件数などの米指標に関し、昨日に引き続き大幅改善となって良好な流れが継続されることでの円安予想 (↑) と、市場予想を下回るなどして米景気停滞懸念が再び意識されての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
4日(木)米・4月貿易収支
5日(金)米・5月雇用統計
9日(火)米・4月卸売在庫
10日(水)米・5月消費者物価指数(CPI)、FOMC(終了後政策金利発表)、FRBパウエル議長定例記者会見
11日(木)米・5月卸売物価指数(PPI)、新規失業保険申請件数
12日(金)米・5月輸入物価指数、6月ミシガン大学消費者態度指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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