
東芝(6502)が2018年度の第3四半期の決算を発表しましたが、減収となり、通期の予想も下方修正となりました。
東芝(6502)2018年度の予想を大幅下方修正
○東芝(6502)2018年度の第3四半期決算
第3四半期累計 | 前年同期比 | |
---|---|---|
売上高 | 2兆6471億6100万円 | -5.5% |
営業利益 | 82億200万円 | -85.2% |
純利益 | 1兆216億2300万円 | +3677.9% |
EPS | 1603.62円 | +2545.80% |
2018年度の第3四半期の決算は、売上高が-5.5%、営業利益がなんと-85.2%となり、大幅減となっております。
東芝メモリの売却益を計上する純利益は、約36倍となり、過去最高益を更新する見込みです。
配当は、第3四半期末に20円、期末に10円予定となっており、合計で30円配当を出す予定です。
東芝メモリを売却した利益が入るので純利益は大きく伸びていますが、本業の利益を表す営業利益が前年同期から-85%と大きく減少しています。
前年もその1年前と比べると-33%となっていることから、本業の稼ぎが大きく減少していることを意味しています。
東芝メモリの売却益で利益が出たので、直近で倒産することはなくなりましたが、この売上推移が続くと2020年3月期の決算では、また上場廃止の話題が出てくる可能性があります。
○2018年度 通期の決算予想
2018年度通期 | 前年同期比 | |
---|---|---|
売上高 | 3兆6200億円 | -8.3% |
営業利益 | 200億円 | -76.8% |
純利益 | 8700億円 | +8.2% |
EPS | 1404.31円 | +762.12% |
前回の第2四半期のときの会社予想と比べて、売上高は200億円増、営業利益は400億円減、純利益は500億円減、EPSは7.48円減となっております。
売上高は、想定為替は1ドル=105円だったために増加しますが、利益は今回の決算のマイナス状況から大きく減少しています。
本業での収益力が落ちてきていること意味しており、立て直しが急務と言えます。
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