イタリア 銀行破綻問題

イタリアの金融不安

イタリアは、2014年にEBC(欧州中央銀行)のストレステストで14行のうち9行が不合格になっており、数年前から問題を抱えたままになっています。
IMFが試算したイタリアの銀行業界全体の不良債権は約3600億ユーロ(約41兆4000億円)にも上り、融資残高の18%に達するとしています。これは、EU全体の不良債権の3分の1を占めています。

これは、イタリアの銀行だけでは解決できないと言われており、公的資金の注入が必要だと言われています。
しかしEUの運営条約では、公的資金を民間企業に与えるのを原則と禁止しています。EUの例外適用を得られなければ、銀行破綻が現実味を帯びてきます。

イタリア3位の銀行、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行(モンテ・パスキ)が7月29日に再建計画を発表しましたが、時価総額が10億ユーロ弱の銀行が50億ユーロの増資ができるか、92億ユーロの不良債権売却が成功するのかと疑問が付きません。
モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行(モンテ・パスキ)の再建がうまくいかない場合は、連鎖的にイタリアの銀行が破綻する可能性があります。

イタリアの銀行破綻問題は、今まで遅れてきた不良債権をどのように処理できるか、EUとの交渉をしながら実行してけるかどうかにかかっています。